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もうすぐ春の青春18きっぷが利用できるようになります。春の青春18きっぷの販売は2月20日からになっているので、早めに購入しておきたい人などが金券ショップやJRで購入していることと思います。
ただ、今回初めて青春18きっぷ(青春18切符)を利用する方の中には販売期間が始まった段階で利用できると勘違いしている方もいるようです。
今回は青春18きっぷの販売期間が利用期間と違っている点について説明します。
この記事をご覧の方には「青春18きっぷのバラ券を金券ショップで購入する4つのコツ」も参考になります。
青春18きっぷは販売期間と利用期間に10日のずれがある
青春18きっぷの基本情報でも紹介していますが、青春18きっぷは春・夏・冬の下記期間に販売・利用できるようになる在来線が1日乗り放題になる切符です。
販売期間 | 2月20日~3月31日 |
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利用期間 | 3月1日~4月10日 |
販売期間 | 7月1日~8月31日 |
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利用期間 | 7月20日~9月10日 |
販売期間 | 12月1日~12月31日 |
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利用期間 | 12月10日~1月10日 |
これらの情報を見ると、販売開始日と利用開始日の間と販売終了日と利用終了日の間に、それぞれ10日間のタイムラグがあることが分かります。
青春18きっぷの販売期間と利用期間にずれがある理由
青春18きっぷの販売販売期間と利用期間にずれがある理由について、JRから公式な発表がされたことはありません。しかし、大体こんな理由だろうということは分かります。
まず、販売開始日が利用開始日の10日前から始まる理由は、青春18きっぷを利用して移動する場合、特に遠出をする時は始発で出発する方や、朝早くから出掛ける方が多くなります。
なので、利用開始日から販売を開始していたのでは、JR側も始発の前から窓口にいる人員を増やさなければいけなくなってしまいます。これはかなり効率も悪いし人件費などのコストがかかってしまうので、JR側としてはできるだけ避けたいことだと思います。
また、利用開始日と販売開始日が同じ日になった場合、かなりの利用客がJRのみどりの窓口に並ぶことになると思います。こういった事態になってしまうと、通常の利用客がみどりの窓口を利用できなくなってしまうかもしれません。
青春18きっぷは有名な特別切符ですが、それでも知らない方はまだまだ多くいます。また、あまり鉄道に興味のない方や普段電車を利用しない方に、利用開始日まで考えて行動するよう求めるのも不誠実です。
そのため、販売開始日と利用開始日の間に10日の猶予期間を設けることによって、みどりの窓口が混雑してしまうのを防いでいるのだと思います。
次に、利用終了日が販売終了日の10日後になっている理由です。
今でこそ金券ショップを利用して青春18きっぷのバラ券を購入することも比較的簡単にできますが、JRの意図しているところは1人または1グループの方が5回分利用してもらうことであることは間違いありません。
なので、利用終了日に購入できてしまうと、ほぼ確実に「1日しか利用できないのに販売するのはどういうことだ!」というクレームが発生する可能性が高くなってしまいます。
そのため、利用終了日まであと10日になったところで販売を終了し、「販売日から10日以上はあったのだから使えるように予定を組めるでしょ?」という逃げ道を作っておく必要も出てくるのです。
青春18きっぷは払い戻しができるのか?
青春18きっぷは有効期間内かつ未使用であれば220円の発券手数料を払えば払い戻しを受けることが可能です。
逆に、5回分のうち1回でも利用した時点で払い戻しができないということにもなります。また、発売箇所での払い戻しとJRのサイトには記載(現在リンク切れ)されていますが、現金での購入であれば基本はどこでも払い戻しできるようになっているはずです。
※実際に私が払い戻しをした時には発券箇所とは別の場所になりましたが可能でした。
ただ、JR東日本とJR東海など購入駅と払い戻し駅の会社が違う場合はどうなるか分かりませんし、クレジットカードで購入した場合は発券箇所のみでの払い戻しとなるので、これらの条件も含めたうえでの記載となっているのではないかと思います。
もしかしたら駅員さんの好意で払い戻しをしてくれたのかもしれないので、払い戻しの際には必ずJRにお問い合わせいただくようお願いします。
青春18きっぷを少ない回数で利用するなら金券ショップのレンタル方式を利用するのがおすすめ
さて、学生からご年配の方まで幅広い支持層を持つ青春18きっぷですが、5回分全てを使いきれる方はかなり少ないのではないかと思います。
今ではヤフオクやモバオク、メルカリなどを利用して個人間で青春18きっぷのバラ券を売買するという方法もありますが、利用に慣れていない方はやはり不安があるでしょうし、利用者の中には無断でキャンセルをするなど心ない人もいるのは否めません。
なので、私は金券ショップのレンタル方式を利用した青春18きっぷのつまみ食いを強くおすすめしています。
金券ショップのレンタル方式とは、自分が利用したい回数より多い回数が残っている青春18きっぷを金券ショップで購入し、利用後に金券ショップに売却する方法です。
注意する点は青春18きっぷが残り回数別に買取期限が決められていることや、金券ショップの提示している買取期限や買取価格が絶対のものではないことです。
ただ、上手く利用すればオークションなどで1回券を購入するよりも格段に安く青春18きっぷをバラで利用することができるようになります。
関連記事「新幹線・電車・バス・飛行機の格安チケットについて」
青春18きっぷの利用方法も分かるおすすめの旅行記事
旅行情報WEBサイトのSPOT(スポット)が青春18きっぷを使った旅行の参考になる「青春18きっぷで日本縦断。丸5日間、14,150円で最南端の鹿児島から稚内まで行ってみた[PR]」を作成しました。
この記事は駅メモ!という全国9,000ヶ所以上ある駅を対象とした位置ゲームのPRです。青春18きっぷと相性もいいゲームですから、この機会に遊んでみるのもいいかもしれません。
5日間の移動については、1日目は九州地方、2日目は山口から大宮まで、3日目は大宮から青森まで、4日目は青森から札幌まで、5日目は札幌から稚内まで移動しています。
なお、4日目の移動では「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」も利用しています。
たまにPR要素が出てきますが、青春18きっぷを実際に利用したらどんな旅行になるのか雰囲気をつかむのにおすすめの記事です。