ヤフオクについて店舗で聞かれることはあまりないのですが、実は私は金券ショップの店員としてヤフオクで1万回以上の出品経験があります。
というのも金券は基本的に買取さえできれば利益が出るもので、お店の側に利用できる施設などがなくても、ヤフオクなどのオークションに出してしまえば、大抵の商品は売れてしまうのです。
私が見たことないような商品でも買取することは何度もあります。単価が3,000円以上の金券などの場合、大体買取できるので、一度近くの金券ショップに問い合わせてみるのもいいかもしれません。
さて、今回はヤフオクを副業などで利用しようと考えている方に役立つ情報を紹介します。オークションでの出品数が増えると一番厄介になってくるのが商品梱包や発送作業です。
この効率化に自分が取り組んだ経験を紹介するので、使えると思ったら利用してみてください。
今回はヤフオクでの商品発送方法のコツや作業の最適化に便利なグッズを紹介しています。
ヤフオクのコツについては、他にも商品説明のコツや写真を工夫して撮りたい方へのアドバイスをしています。また、ヤフオクの商品入札・落札のコツやヤフオクの商品が落札後何日ぐらいで届くかについても参考になります。
ヤフオクやネットショップを利用して商売をする場合、必ず考える必要が出てくるのが発送の効率化です。店頭で販売をしている場合は商品を手渡しすればすむことを、オークションやネットショップだと発送の作業が必要になってきます。
利益は販売数と関係が大きいので、個人で数点の商品を発送するだけならそれほど問題意識が出てきませんが、商売としてある程度の数を発送する場合は発送作業の効率化は重要です。
私もお店でオークション出品代行をやっていますから、それぞれの作業を効率化していく必要がでてきました。配送センターなどで働いたことのある人ほどではないと思いますが、発送作業を効率よく進めるためのヒントが提供できればと思っています。
ネットショップやヤフオク・オークションで発送作業の効率化が必要になってくるのが、通常のネットショップなどの発送日が日本ではかなり早く設定されているからです。
発送日の基準としては購入・落札者が入金した日の翌日、遅くとも翌々日には発送しておきたいところです。
Amazonや楽天などのモールを使った買い物に慣れている方は、入金日の翌々日ぐらいには発送の連絡がないと、遅いと感じるはずです。私も自分が商品を購入する時は入金日の翌々日ぐらいには発送してほしいと思います。
発送方法にもよりますが、普通郵便やメール便、その他通常配送として選択される発送方法だと、発送・集荷から2日~3日かかります。つまり、入金日の翌々日の発送を最低ラインとするのは、落札・購入者が入金してから5日程度で商品が届く目安となるからです。
発送日と集荷日にはずれが出る場合もありますから、入金日の翌々日の発送の場合、発送受付は入金から3日後になる場合があります。さらにそこから2日~3日の日数をかけて配達するので、購入・落札者が商品を受け取るのは遅かった場合6日後です。しかも普通郵便などの場合日曜日は配達されませんから、最悪7日後が到着日となります。
こうして考えると結構時間かかりますよね。
自分が発送作業をする時はそれなりに早くやっているつもりでも、購入・落札者からすると遅く感じてしまうこともあります。
個人の不要物を出品するだけなら商品説明などに書いておけばいいので問題ありませんが、商売としてやるなら入金後翌々日の発送は基本です。
ちなみに、私のお店ではこれを徹底してやっていますが、多くの落札者から「迅速」「早い」という評価をいただいています。他にも、こんなに早く商品が届くと思っていなくてびっくりしたという声も数10回に1回ぐらいはいただいています。
つまり、他の出品者はそれだけ発送までが遅いということです。この入金後翌々日の発送を基本にするだけでも大分他の出品者やネットショップと差がつけられると思います。
ここからは、商品発送に関する便利なグッズを紹介していきたいと思います。
私は金券ショップの店員なので、金券関係のオークションを多く取り扱います。その時に役に立っているグッズを紹介していきます。まずは定形郵便からです。
クロネコヤマトのメール便がサービス終了になって、ますます定形郵便の需要は増えていると思います。ここの作業を効率化するだけでもずいぶん作業時間が変わってくると思います。
私がおすすめするのはキッチンワゴンです。こういう作業台があるだけでも発送作業は大分楽にできます。安い作業台は大体が折りたたみ式になっていますが、折りたたまずに置きっぱなしでも問題ないと思います。
作業台の下には作業に必要な道具を一式揃えておくのが便利です。はさみやのりを探していちいち動き回る必要もなくなります。
切手や封筒などもレターケースを使って保管しておくと便利です。 これがあるだけで作業台下のスペースが有効活用できます。
定形郵便の発送作業に便利なグッズを一通り紹介します。
私が封筒を2種類紹介しているのには理由があります。定形郵便では郵便物が発送中になくなってしまっても補償などはありません。少しでも郵便物紛失のリスクを下げるには、封筒の中身は見えない方がいいのです。
なので、私は定形郵便での発送の際には、小さい方の封筒に金券などを入れ、それを大きい封筒に入れるようにしています。これだけで作業の手間をかなり削減できるし、封筒1枚の値段も2円~3円です。このぐらいの経費ならガンガン使ってしまっていいでしょう。
上で紹介している封筒は100枚入りですが、私がお店で使う封筒は1000枚入りにしています。そうすると、1枚の値段も1円~2円程度になりますから、ほとんど経費は気にしなくてよくなります。
封筒に入れた商品を封筒に入れるのはかなり便利な発送方法だと思っているので、よかったら採用してみてください。
次に紹介するのはオークションで送料が安くなる方法として定番の定形外郵便です。定形外郵便は500g以内を目安として、送料を抑えられる一番簡単な方法です。
オークションの出品者で対応していない人はいませんから、必ず対応しておくことをおすすめします。別の記事で「定形郵便・定形外郵便の値段表|速達・特定記録・簡易書留の料金一覧」も書きましたから、興味のある方はそちらも参照下さい。
それでは、定形郵便の発送作業に便利なグッズを一通り紹介します。
梱包材を探し回る時間の方がもったいないので、商品梱包材のプチプチは安いものを購入し、値段を気にせずたくさん使った方がいいです。
定形外郵便に規格内と規格外の料金ができてしまったので、ここ最近では使うことがありませんが、定形外郵便の最大サイズで利用できる封筒です。
オークションのハウツー本などでは、よく梱包材はネットショップなどで買い物した時の梱包材を再利用することや段ボールを近所のスーパーでもらってくるように進めていることが多いです。ただ、私の考えは違います。
なぜなら、商売としてオークションやネットショップを利用するときには、発送は作業の1つとして見ることになります。ここで重要なのはその作業にかかる総合の費用です。確かに、梱包材を再利用したり、段ボールを近所のスーパーでもらってくれば目に見える経費は0円になります。しかし、そこにかけた時間はどの程度になるでしょうか?
仮に時給1000円として考えた場合、梱包材を探すのに2分以上かかるなら買った方が絶対に安いです。また、段ボールをもらってくるのもスーパーなどへの往復で15分以上かかるなら買った方がいいです。
私の考えはむしろ、商売としてやっていくならこのぐらいの経費は払えるようにならないとダメだということです。ただし、はじめたばかりのころからこういった「工夫すればなんとかできるもの」まで購入するのはあまりいいことではありません。
今購入できないと思っている方も、いずれは購入していけるように頑張ってもらえればと思います。
ヤフオク利用の方ならはこBOONでの発送が一番多くなってしまうかもしれません。基本としては宅配便に関してのやり方は一緒です。配送場所が近かったり、担当者の印象がよかったり、値段が安かったりで選んでいいと思います。
私はクロネコヤマトを利用していますが、宅配便ならクロネコヤマトかゆうパック以外はちょっと考えられません。荷物の取り扱いが他の会社は雑だと私は感じています。
それでは、宅配便の発送作業に便利なグッズを一通り紹介します。
2018年4月13日追記
2018年5月2日をもってはこBOONはサービス終了となります。
最初のうちは近所のスーパーなどで段ボールをもらってくることもあると思いますが、段ボールは買っても100円~200円ぐらいです。ネットショップやヤフオクで利益が出るなら、買った方が時間の節約にもなっていいでしょう。
※段ボールのサイズは色々ですから、自分のよく取り扱う商品に合ったサイズにするのが一番です。他の商品も探してみるのをおすすめします。
ヤフオクには「はこBOON」というサービスがありますが、落札者には非常にいいサービスですけど、出品者にはそこまで嬉しいサービスではありません。
今では宅配業者も自宅まで集荷に来てくれるようになっていますし、個人でもある程度の出荷点数があれば、法人と同様に割引を受けることもできます。知り合いに配送業者がいると割引されやすくなりますね。
仮に割引がなくても、口座引き落としにするだけで集荷と発送は楽になります。気に入った配送業者と掛け売り契約をしておくのもいいかもしれません。
さて、はこBOONの話に戻ります。はこBOONのメリットとデメリットを比較してみました。
2018年4月13日追記
2018年5月2日をもってはこBOONはサービス終了となります。
はこBOONを簡単に説明するなら「安い」の一言だと思います。通常宅配便は箱の大きさと重さで料金がきまるのですが、はこBOONは単純に重さのみで料金が決まります。
同都道府県内の場合には494円となることもあり、宅配便のサービスとしては格安になっています。この安さがオークション利用者(主に落札者)に受けています。
一方、出品者側にはメリットがあまりありません。通常送料は落札者負担に設定しているので、得をするのは落札者ということになります。出品者としては、できれば集荷に来てくれるヤマトなどで出荷したいと考えていると思います。私もそう考えています。
ただ、1000円程度の単価の低い商品で、定形外郵便では送れないものの場合は、はこBOONを選択肢に入れておかないと落札されないことがほとんどです。
5000円ぐらいから、送料をそこまで重要視しなくなってくるのですが、1000円~3000円ぐらいまでの商品は商品価格より送料を気にする人が多いので、はこBOONを選択肢に入れざるを得ないといったこともあります。
もし、扱う商品が5000円以上するものであれば、はこBOONは利用しない方がいいと思います。集荷に来てくれる宅配便や定形外郵便の利用で十分だと私は考えています。
最後に定形郵便や定形外郵便を利用した時にまれに起こる郵送事故(郵便物がなくなってしまうこと)について説明しておきたいと思います。
私はヤフオクの出品回数が1万回を超えているので、必然として発送の回数も1万回を超えています。大体の確率になってしまいますが、目安としては500回~1000回に1回程度の割合で起こると思っています。
これは地域によっても大分確率が変わってくるようです。私が経験した郵送事故は、なぜか西日本地域への発送で多かったです。はっきりとは覚えていないのですが、大阪より東側では郵送事故は起こっていないと思います。
配送業者も地域でかなり特徴があるみたいです。私のお店がある場所の近くだと、どの配送業者さんも印象がいいですが、佐川は忙しいのかちょっと雑な対応です。荷物の扱いもあまりほめられたものではないですね。
こういった印象は地域によっても大分変わると思います。ただ、私は郵送事故が起こりやすいのは西日本というイメージを持っています。
今日の記事はいかがでしたか?オークションを副業などでやっている人も増えていると思います。発送作業の効率化などは参考になる情報がないと意外とどうしたらいいか分からないものだと思います。
少しでもそういった方に役に立つ情報となれば幸いです。
初心者から上級者まで、
オークションに興味のある方に朗報です
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個人として販売するだけならいいのですが、業務として行うとなると、各作業の効率化は必須です。私はオークションで出品する商品種類別と、発送方法別に梱包のやり方を決めているので、基本的に宛名と切手を貼ったら出荷できるようにしています。
こういった効率化も副業などでは重要になってきますから、ぜひ利用していただければと思います。
オークファントップこの記事をご覧の方には「レターパックライトと速達郵便はどっちがお得?レターパックライトの便利な使い方」も参考になります。