以前の記事「使う予定のない収入印紙は払い戻しはできないけど郵便局で交換できます」で未使用の収入印紙が郵便局で交換できる(手数料有)ことを紹介しています。
この交換は、収入印紙だけではなく、未使用の切手やはがきにも適用されるサービスなのですが、切手やはがきを郵便局で切手、はがき、レターパックなどに交換することはできます。
しかし、郵便局でも交換に応じてもらえない商品として、かもめーるや年賀はがきのような「くじ付き」の商品があります。
今回は郵便局で対応してもらえる未使用の切手やはがきの交換についてのルールや、かもめーるや年賀はがきへの交換ができない理由について紹介します。
この記事をご覧の方には「2019年(令和元年)かもめーるの販売価格は5月30日から!商品ラインナップも紹介」も参考になります。
郵便局では、切手やはがき、レターパックなど郵便関連商品が未使用のものであれば、交換する商品1枚あたり所定の手数料を支払うことで他の商品に交換してもらうことができます。
各郵便商品における手数料は下記の通りです。
切手類等の交換手数料 郵便切手・通常はがき 1枚につき 5円 往復はがき・郵便書簡(ミニレター) 1枚につき 10円 特定封筒(レターパック) 1枚につき 41円 10円未満の郵便切手や郵便はがき 合計額の半額
よく知られているのは郵便切手や通常はがき(かもめーるや年賀はがきも含む※1)が未使用であれば5円の手数料を支払えば差し出した商品の合計金額の範囲内で、好きな商品に交換することができるというものです。
例えば、52円切手10枚を通常はがき10枚に変更することなどが可能で、この場合にかかる手数料は50円となります。
また、切手からはがき、はがきから切手、切手からレターパックなど、合計金額の範囲内ならば好きな商品に交換できることもこの制度の特徴です。
金券ショップのように切手の買取を行っているお店は、この制度を利用して昔発行された記念切手などを買い取って、ある程度まとまった金額になったところで他の商品に交換して販売しています。
そのため、金券ショップで提示される切手の買取価格は額面の70%程度といった感じで、ある程度相場が決まっているものになっています。
切手商を前身とする金券ショップの中には、このような買取価格の設定より高く切手を買い取っているお店もあります。【365日・24時間受付中】切手の買取ならバイセルがおすすめです。
かもめーるや年賀はがきのように、利用できる季節が限定される商品は、余ってしまった時に困ってしまいますよね。
特にかもめーるや年賀はがきは発売の年も書いてあるので、そのままはがきとして使うことはできるのですが、余り物を使ってる感じがあって躊躇ってしまう人も多いと思います。懸賞用のはがきとして利用する方もいるのですが、他に何かいい方法はないでしょうか?
ここで、切手類の交換はかもめーるや年賀はがきも対象である点が活きてきます。この記事のタイトルは「郵便局で切手やはがきをかもめーるや年賀はがきに交換できない理由」なので誤解してしまう方もいるかもしれませんが、切手類の交換は下記のようになっています。
通常の切手やはがきを「くじ付き商品」である年賀はがきやかもめーるに交換することはできません。この理由は、単純に交換に応じた件数分くじで商品が当たる可能性が高くなるため、郵便局側が損をしてしまうからです。
一方、年賀はがきやかもめーるを切手やはがきに交換するのは可能(※1)です。
切手類等の交換では、未使用のかもめーるや年賀はがきも切手やはがきなどに交換することができます。ただし、くじ付き商品の交換の際には1点注意が必要になります。
それは、仮に交換したかもめーるや年賀はがきが後日当選したとしても、商品の交換には応じられないことを承諾しなければならない点です。
かもめーるや年賀はがきを交換する前に番号を控えておいて、後日当選した場合に商品の交換を要求することなどはできないようになっています。
そのため、かもめーるや年賀はがきの当選番号が発表された後、当選から漏れた商品を交換していくというのが基本的な方法になります。
ちなみに、かもめーるや年賀はがきが未使用であれば、当選した商品と交換した後、切手やはがきなどの商品に交換することも可能です(もちろん手数料はかかります)。
かもめ~るはA賞として現金5万円、B賞として切手シートが当たるくじ付きです。それぞれについて紹介します。
10万枚に1枚の確率で当選します。くじで直接現金が当たるのは珍しいですね。受け取りは現金書留となります。
1000枚に2枚の確率で当選します。切手シートの内容は2014年は52円切手10枚となっていました。
かもめーるでのはがきは当選日にも見てもらえるので企業さんのDM(ダイレクトメール)などにも向いています。受け取った人は番号しか見ていないかも知れませんが、当たった時は誰から来たものかも確認することが多いですし、当選日まで取っておく人がほとんどですからね。
関連記事:2016年かもめーる当選番号発表!気になる当選番号は?
2016年のかもめーるに関しては、商品の引き換え期間も終わっています。それでも、商品の引き換え期間はかなり長めに設定されています。今年はうっかり忘れてしまわないよう注意が必要ですね。
ねんがはがきは1等としてお年玉1万円、2等としてふるさと小包など、3等としてお年玉切手シートが当たるくじ付きです。それぞれについて紹介します。
10万枚に1枚の確率で当選します。これも受け取りは現金書留となります。
1万枚に1枚の確率で当選します。2015年のふるさと小包は38種類もあり、どれにするか迷ってしまうほどです。インターネットオークションで当選した年賀はがきが売られていたこともあります。
100枚に2枚の確率で当選します。82円切手と52円切手が各1枚で、その年の干支にちなんだデザインになっています。今年のイラストで12年前に編んでいた編み物が完成していたことが話題になっていましたね。デザイン作成した方に脱帽です。
実はまだ引き換えの有効期間です。当選番号をチェックしていない方は早めに確認しておくのをおススメします。
関連記事:2017年(平成29年)の年賀状お年玉当選番号|気になる年賀はがきのくじ番号は?
かもめーるや年賀はがきもそうですが、切手やはがきも未使用であれば書き損じでも交換は可能です。切手の場合、裏糊があるのが条件にはなりますが、意外と知らない人も多いです。
あと、金券ショップの買取価格によっては、交換してから持って行った方が高く買取してもらえる場合もあります。
シーズン終了後などは、金券ショップでの買取価格が暴落するので、通常の切手やはがき、レターパックなどに交換してから買取依頼をした方が高くなる場合がほとんどです。
ただ、お店の在庫状況によって買取価格が違うので、必ず事前に電話などで問い合わせをしてから交換するようにして下さい。
私の勤めるお店もやっていますが、種類や枚数を計算してくれるところもあります。少ない枚数ならそのまま売ってしまった方がいいと思いますが、数が多い場合などは是非試してみてください。
関連記事:【切手の高価買取】金券ショップへ切手を高く売るための5つのポイント
買取価格を高くするために一番いい方法は「金券ショップがほしい切手の額面を聞く」ことです。
年賀はがきを切手などに交換する前に、必ず買取依頼をする金券ショップに問い合わせをしておくのがポイントです。
近くに金券ショップがないという方でも、金券ショップの郵送買取サービスを利用する手もありますから、金券ショップの店舗検索などからお店を調べてみてください。
生前の切手コレクションが遺品整理で見つかった場合の対処方法も参考になります。
このページをご覧の方は「初めて金券ショップに金券を売りに行く前に確認しておく6つのこと」も参考になると思います。