2019年2月8日にJRで2019年の青春18きっぷ販売情報が公開されました。
金券ショップを利用した経験のある方や金券ショップを利用しようとしたことのある方なら、一度は青春18きっぷ(青春18切符)の名前を聞いたことがあると思います。
でも、初めて利用する方や切符の利用に慣れていない方にとっては、「どうやって使うんだろう?」とか「青春18きっぷのバラ券ってどういうこと?」とか、色々な疑問も多いと思います。
今回は2019年夏季期間に利用できる青春18きっぷの利用時期と販売時期、金券ショップで購入する時のコツについてお伝えします。
この記事をご覧の方には「青春18きっぷのバラ券を金券ショップで購入する4つのコツ」も参考になります。
このブログで何回も紹介している青春18きっぷですが、多くの方に見てもらっているコンテンツの1つなので、改めて青春18きっぷの利用方法やルールについて説明します。
青春18きっぷの実物は↑のようなものになっています。
(※)画像は2017年春の青春18きっぷ
2019年夏の青春18きっぷの販売期間と利用期間は下記のとおりです。
販売期間 | 2019年7月1日(月)~2019年8月31日(土) |
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利用期間 | 2019年7月20日(土)~2019年9月10日(火) |
今回は最終日が火曜日ですから、最終日直前でも、運がよければ青春18きっぷの1回券や2回券が買えるかもしれません。
青春18きっぷは、細かいルールの多い切符です。ただ、簡易版の使い方さえ知っていれば、よほどマニアックな利用をしない限り十分な知識です。
青春18きっぷは、その名前から18歳以下限定で利用できる切符と思われがちです。しかし、実際のところ年齢制限は設けられていません。
利用者に多くの学生がいるのは事実ですが、50代や60代の利用者もかなり多くいらっしゃいます。時間に余裕がある世代で利用されることが多いようです。
青春18きっぷは、1人につき1日の利用を1回として、5回分利用できる特殊な切符です。
購入時には複数枚の利用説明書も渡されますが、切符として必要なのは画像でも紹介した1枚だけです。
極稀に、青春18きっぷを利用後に捨ててしまい、説明書しか持っていないというトラブルがあります。説明書は切符として機能しないので、十分注意しましょう。
なお、JRでは青春18きっぷのバラ売りをしていません。バラ券は金券ショップやヤフオクなどの中古市場でしか購入できません。
青春18きっぷは、5回分を一度に使えば最大5人で利用することができます。
ただし、切符と一緒に5人全員が行動しなければなりません。別行動が取れなくなるので、みんなとはぐれてしまわないように注意しましょう。
なお、複数人で利用する際に乗降する駅が違う場合、切符を最も遠い駅から乗る人が持ち、各駅で一緒に乗り降りすれば大丈夫です。
友達と旅行に行く時などの参考にしてください。
基本として、青春18きっぷを乗車券として新幹線の利用をすることはできません。仮に新幹線を利用する場合は、乗車券・特急券の両方を購入する必要があります。
ムーンライトながら、ホームライナー、北海道新幹線のように、一部の列車では指定席券を購入すれば利用できるというものがあります。
急行列車や快速列車など、普段の利用時に特別料金を必要としない列車であれば問題なく利用できます。
青春18きっぷは、実物から分かるように、日付印を5ヶ所に押すようになっている。そのため自動改札は通れず、有人の改札を通らなければなりません。
青春18きっぷの利用シーズンになると、有人改札が混み合うことも多いので、乗り換え時間に余裕をもって行動するようにしましょう。
ちなみに、無人駅などで改札を通過するだけになります。乗車駅が無人駅だった場合は、降車駅で日付印を押してもらうようにしてください。
また、日付印はスタンプの場合とサインの場合があり、たまに駅員さんが押印場所を間違えたりするので、改札口を通る際に注意しておきましょう。
青春18きっぷは日付印が押された当日の23:59まで列車に何度乗り降りしても構わないという切符です。そのため、日帰りなら1回分の利用だけで大丈夫です。
通常の切符のように、片道・往復といった考え方はしないので注意しましょう。
青春18きっぷは日付印がおされた23:59までの利用を基本としています。そのため、終電やムーンライトながらなど深夜に運行する列車の場合、追加料金が必要になることがあります。
また、東京都区内などでは当日の終電まで利用可としている場合もあります。夜間に青春18きっぷを利用する場合は、列車の到着時間まで確認しておくようにしましょう。
詳しく知りたい方は、JRの公式ページを見てもらうか、青春18きっぷを購入した時に付いてくる説明書(金券ショップで購入した場合は付いてこないこともあります)を読んでもらうのがいいと思います。
ざっとですが、青春18きっぷを使った裏技を↓にもまとめておきます。
※必ずJRの公式ページなどをご覧の上ご利用ください。
春の青春18きっぷは利用期間も短いので、バラ売りを購入したいお客様も多いと思います。そこで、金券ショップでの青春18きっぷバラ券の販売期間目安を掲載しておきます。
青春18きっぷ回数 | 金券ショップで購入できる時期(目安) |
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青春18きっぷ5回券 | 7月5日~8月20日頃 |
青春18きっぷ4回券 | 7月22日頃~8月19日頃 |
青春18きっぷ3回券 | 8月1日頃~8月23日頃 |
青春18きっぷ2回券 | 8月19日頃~8月30日頃 |
青春18きっぷ1回券 | 8月25日頃~9月4日頃 |
毎年恒例の動きなので、目安は大体このようになります。特に、7月中に1回、2回分を使いたい方は良く覚えておいてください。
関連記事「青春18きっぷのバラ券を金券ショップで購入する4つのコツ」
金券ショップをよく利用していただいている方でもわりと知らない方の多いことなのですが、青春18きっぷ5回券はJRでしか購入できないわけではなく、金券ショップでも販売しています。
金券ショップでの販売時期(目安)が7月5日頃からになるのは、多少仕入れに時間のかかる商品だからです。
基本的には金券ショップもJRで青春18きっぷ5回券を購入しています。が、購入時に様々な工夫をすることで安く仕入れることができるので、金券ショップでは青春18きっぷ5回券も安売りしています。
金券ショップでの販売時期(目安)が8月20日頃までになっているのは、お盆の大型連休が終わったあたりから旅行など外出する人が減り、数の多い青春18きっぷを所持していることが段々リスクとなってきます。
また、お盆前に新幹線回数券が利用できなくなるので、その間は休みにしてしまう金券ショップもあります。
休む前に大量に在庫をかかえるのもリスクの高いことなので、金券ショップは比較的早目に青春18きっぷ5回券の販売を終え、あとはJRに任せることが多いです。
また、夏の青春18きっぷは1年で最も売れる時期になるので、このころになると大量の4回券や3回券が出回ります。
特に3回券は天候などによっては余ることもあるリスキーな回数なので、3回券の集まり具合によっては5回券の販売を早々切り上げるお店もあるかもしれません。
金券ショップでの販売時期(目安)を7月22日頃からとしたのは、この日が青春18きっぷが使えるようになった最初の日曜日だからです。
この土日で1回だけ利用する方も比較的多く、旅行から帰ってくる日曜日の夕方頃から購入に期待できるようになります。
この条件は他の1回券~3回券でも同じなのですが、競争率が高過ぎて現実的ではないので省いています。
金券ショップでの販売時期(目安)が8月18日頃までになっているのは、青春18きっぷ5回券の購入可能時期とほぼ同じ理由です。
5回券より短くなっている理由は、仕入がお客様からの買取に依存するため、単純に在庫数がそこまで多くない商品であることが理由です。
金券ショップでの販売時期(目安)を8月1日頃からとしたのは、この日が青春18きっぷが使えるようになって2回目の日曜日だからです。ちょっと適当すぎるかもしれませんが、大体そんな感じで買取市場は推移しています。
カップルや夫婦などでは1回の利用で2回や4回利用することもあるのですが、青春18きっぷの旅は割とシングルで楽しむ方も多いようなので、1人で利用することを前提として買取状況を予想するのがいいかもしれません。
金券ショップでの販売時期(目安)が8月23日頃までになっているのは青春18きっぷ5回券とほぼ同じ理由なので割愛します。
青春18きっぷ2回券の金券ショップでの販売時期(目安)が8月20日頃とかなり遅くなってしまう理由として、青春18きっぷ2回券、青春18きっぷ1回券の競争率の高さが挙げられます。
青春18きっぷ1回券が人気なのは言わずもがな、2回券も主にカップルや夫婦、仲のいい友達同士などで非常に人気が高い商品になります。
7月中でも購入の可能性は0ではありませんが、倍率で表現すると50倍は軽く超えます。8月でも上旬では20倍程度の競争率なので、それなら金券ショップで回数の多い青春18きっぷを購入し、利用後売りに行くといったレンタル方式を利用する方が安くて確実です。
また、リスクを少なくするために、早い段階で青春18きっぷ4回券や3回券を売り切ろうとするお店もあります。
そのため、利用期限ぎりぎりまで売れる青春18きっぷ2回券や1回券を、在庫があってもショーケースに出さないことがあるかもしれません。
私のお店ではそんなことしなくても青春18きっぷは回数を問わずすぐ売れてしまうので、地域によってあるかもしれないという程度のことです。
青春18きっぷ2回券よりも大人気の青春18きっぷ1回券は8月25日頃になっても競争率は5倍程度です。
お店を訪問して1回目で購入できた人は、その日はそのまま宝くじでも買った方がいいかもしれないぐらい「ついている」人かもしれません。
毎年青春18きっぷを販売している時期(特に利用期間後期)にはお電話での在庫問い合わせも増えます。
しかし、問い合わせをいただいても、お取り置き等の対応はできません。他のお客様と差が出てしまうからです。
また、大抵の場合は、お電話の後にご来店いただくまでの時間で「商品が売れてしまったり」「商品が入荷したり」することがほとんどです。
なので、青春18きっぷバラ券の在庫状況に関しては電話問い合わせは簡単に言えば無意味です。
くじのようなものなので、来店してあるかないか確認していただくのが一番効率のいい方法になります。
青春18きっぷの利用方法は電車での利用に慣れている人や、数学の集合などが得意な方には分かりやすいかもしれません。
学生の方など電車の利用に慣れていないお客様によくアドバイスする青春18きっぷの利用方法を紹介しておこうと思います。
2人以上の利用だけど最寄駅が違うせいでどうするか困っている人をよくお相手します。簡単に表現すると↓のような場合です。
「目的地」-A駅(Aさんの最寄り駅)-B駅(Bさんの最寄り駅)
※A駅とB駅は2~3駅程度の比較的近い駅
こういった場合青春18きっぷをAさん、Bさんそれぞれで購入しようか迷う方も多いのですが、こういった場合は↓のように利用してもらえれば(ちょっと面倒ですが)青春18きっぷは1つでOKです。
このようにすれば、AさんBさんが二人とも青春18きっぷを所持して1回分ずつ利用するより、A駅で一度改札を出なければいけなくなりますが、必要な青春18きっぷは1つで済みます。もちろん、2回分以上はないといけません。
青春18きっぷ利用期間開始直後(夏季期間なら7月中や8月10日頃まで)に1~4回利用したい場合の確実な方法は、金券ショップで青春18きっぷ5回券を購入し、利用後に残り回数を同じ金券ショップに売りに行くというものです。
金券ショップの多くのお店では青春18きっぷの買取に「自店で購入していただいた方」と「JRや他店で購入した方」を区別している場合があります。
自然と買取期限や買取価格にも差が付くようになっていますし、天候や在庫状況などで価格が変更になる場合も、まず「JRや他店で購入した方」が対象になります。
なので、金券ショップで青春18きっぷを購入する場合、できる限り購入した店舗に残り回数を売りに行くようにするのがおすすめです。
また、里帰りなどの片道での利用で、到着した場所で青春18きっぷを売ることになる場合は、必ず事前に売りに行く予定の金券ショップに買取価格や期限について問い合わせをしておいた方がいいです。
その時の電話対応などでその店に行くかどうか決めればいいことですし、地方都市などでも大きな駅には金券ショップは意外と数多く出店しています。
電話対応の雰囲気がそのお店の雰囲気ですから、そこで少しでも不安があった場合は利用しない方が無難です。
ただ、金券ショップではほぼ確実に買取価格の約束はしてくれませんから、その点だけはご了承お願いします。
関連記事「新幹線・電車・バス・飛行機の格安チケットについて」
青春18きっぷについては何度も記事を書いているのですが、青春18きっぷのバラ券を利用するおすすめの情報は大きく2つに分かれます。
1つは金券ショップの利用、もう1つはヤフオクの利用です。
青春18きっぷバラ券利用者の需要 | おすすめ情報 |
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青春18きっぷの1回分・2回分を 3月上旬に使いたい人 | |
青春18きっぷのバラ券を利用したいけど 金券ショップが近くにない人 |
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詳しく説明すると長くなってしまうので、リンク先に移動するようにしましたが、簡単に説明しておきます。
青春18きっぷを3月上旬に1回・2回使いたい人には金券ショップの利用をおすすめします。
金券ショップでは青春18きっぷをレンタル方式でも販売しています。金券ショップで5回券を購入して、1回分や2回分利用した後に残りの切符を売ることができます。
あくまでも金券ショップに使い古しの青春18きっぷを売却するのは、使い終わってからとなります。バラバラにちぎって売ることができないので、販売開始時に必要な回数だけ購入するのは難しいでしょう。
3月15日ぐらいまでなら、バラ券の3回券が購入できればラッキーです。
3月15日ぐらいまでは、青春18きっぷのバラ券でも、1回券や2回券を購入するのは難しいでしょう。バラ券の販売をしている金券ショップでも、売りに来るお客さんがいないと商品が入荷しないからです。
3月上旬に青春18きっぷの1回券・2回券が欲しいという方、近くに金券ショップがないという方はヤフオク(ヤフーオークション)を利用するのも手です。
ヤフオクの相場情報はオークファンで調べることができます。プレミアム会員に登録すれば、過去3年分の落札相場を何回でも検索することもできます。
オークファントップ関連記事「商品入札・落札編|ヤフオクで1万回以上出品した私がお伝えするヤフーオークションのコツ」
旅行情報WEBサイトのSPOT(スポット)が青春18きっぷを使った旅行の参考になる「青春18きっぷで日本縦断。丸5日間、14,150円で最南端の鹿児島から稚内まで行ってみた[PR]」を作成しました。
この記事は駅メモ!という全国9,000ヶ所以上ある駅を対象とした位置ゲームのPRです。青春18きっぷと相性もいいゲームですから、この機会に遊んでみるのもいいかもしれません。
5日間の移動については、1日目は九州地方、2日目は山口から大宮まで、3日目は大宮から青森まで、4日目は青森から札幌まで、5日目は札幌から稚内まで移動しています。
なお、4日目の移動では「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」も利用しています。
たまにPR要素が出てきますが、青春18きっぷを実際に利用したらどんな旅行になるのか雰囲気をつかむのにおすすめの記事です。