以前の記事「金券ショップで収入印紙を売り買いする時に注意する7つのポイント」が週間人気記事上位に常に食い込んでいました。それだけ情報に需要があったのかなと思っています。
金券ショップの店舗情報がウェブサイトで確認できることは多くなりましたが、あまりこういった情報は出ていないので、金券ショップがよく分からないと思われている原因になっているのかなと思いました。
収入印紙と同じように、金券ショップで販売・買取をしている切手に関しても、同じような疑問を持っている方も多いでしょう。
なので今回は、金券ショップで切手を購入する場合や、買取依頼・売却・換金をする時に注意するポイントについてお伝えします。
[テキスト切手買取]
お客様にもたまに驚かれることがありますが、金券ショップでは切手も販売しています。
62円や82円の通常切手はもちろん、2円切手や10円切手などの額面の小さい切手から、120円や140円、500円の切手など金券ショップでも切手は幅広く取り扱っています。
ただ、お店の立地などによっては、あまり切手が売れないこともありますから、最寄りの金券ショップに問い合わせて在庫状況を確認してもらうのが一番だと思います。
最寄りの金券ショップの検索はこちらからもできます。
これは以前の記事でも取りあげましたが、店頭でもよく聞かれるので載せておきます。
私の店がそうなのですが、田舎のお店ほど1枚でも販売可能にしているところが多く、都会のお店ほど10枚セットでの販売など制限を設けているところが多くなっています。
金券ショップは主に切符(回数券)を購入する方の来客が多いので、あまり接客に時間を割けないのが理由になっています。
もちろんやっております。これは恐らく全ての金券ショップで買取をしているはずです。
というのも、切手は1枚あたり5円の手数料を払えば、持ち込む切手の額面の合計金額以内に限り、好きな切手に交換できるからです。
なので、金券ショップでは取り扱っていない額面の切手だったとしても、お店で切手が溜まったら郵便局に交換にいくことで、販売できる切手に換えられるのです。
これも詳しくは以前の記事「かもめーる販売開始|発売日当日になんですぐ入荷するの?」で紹介しているので、詳しくはリンク先をご覧ください。
(税務署がどのような対応をするかは分かりませんが)お店としては大丈夫です。古物法上は特に問題ありません。年末や年度末にはそこそこ数が多い切手の買取も多くあります。
棚卸減損で処理しても不自然ではないレベルにとどめておいた方がいいとは思いますが、買取依頼で数が多いからといって金券ショップで断られることはありません。
ただ、バラの切手などで種類が多い場合は、切手の状態と数を確認しないといけないので、すぐに買取ができない場合があるかもしれません。
気になるようでしたら来店予定の店舗に問い合わせしておくとスムーズに買取依頼ができます。
関連記事「切手や収入印紙を金券ショップに大量に売った場合、税金はどうなるのか?」
もちろん買取しています。ちょっと注意していただきたいのは、裏糊のない切手は買取できない場合があるという点です。
切手やはがきの交換をするためには、交換で差し出す切手やはがきが未使用であることが必須なので、裏糊がない切手や消印のある切手、消印のあるはがきなどは買取ができないこともあります。
また、古い切手で10円未満の切手の場合は、お店によっては買取を受け付けていない場合もあります。
私のお店だと10円未満の切手は交換で5円の手数料を払った場合に赤字になってしまうので、値段を付けることができずにお返しすることが多いです。
お店によっては買取してくれるところもあると思いますが、それほど金額は高くならないと思うのでご了承ください。
私が生まれるより前の話だったと思いますが、切手を集めることが一時期ブームになったことがあったみたいです。
ちょっと悲しい話ですが、切手を集めていたご主人が亡くなってしまい、ご遺族の方が買取依頼をするケースが最近増えています。
先ほど紹介したように、古い切手でも手数料を払って額面を交換できますから、もちろん金券ショップでの買取は可能です。
ただ、コレクションなどで集めていた切手の場合、珍しい消印が押されているものや、裏糊のない切手だったりすることも多いです。
また、バラで切手のバインダーに入っているケースが多く、状態の確認と計数にちょっと時間がかかることがあります。
店舗の込み具合によっては、2日~3日いただくようなこともありますから、ご来店前にお店に聞いてみるのがいいと思います。
[テキスト切手買取]
最後に切手やはがきを高く売るコツを紹介しておきます。
金券ショップで買取した場合でも、結局は現行の切手やはがきに交換することがほとんどです。なので、できるだけ買取金額の高い商品に交換してしまった方が高く売ることができます。
この方法を利用する時の注意点は、全て62円切手や82円切手などの一種類に交換するのではなく、金券ショップの在庫状況に合わせた対応をした方が買取価格が高くなりやすいことです。
切手の買取価格は金券ショップの在庫状況でかなり大きく変わります。意外に金券ショップの切手在庫状況は変わりやすく、安い時だと50%程度の買取金額になることもあります。ただし、高い時なら90%以上もの買取金額になることもあります。
なので、交換する前に、今高く買取できる切手の額面がどの金額かを確認してから売りに行った方がいいのです。
「切手シート」の決め方もお店によって違います。50枚で耳有りのものがOKの金券ショップもあれば、100枚でないとシート扱いにしないお店もあります。
ただ、100枚なら確実にシート扱いになりますから、現行の切手に交換して売りにいく場合は、できるだけ100枚シートの状態に交換して持っていった方が買取価格が高くなります。
切手の買取で最も手間のかかるのが切手の状態を確認することと、切手の数を数えることです。なので、切手を交換して持っていく時には、5の倍数になるように交換していくのが一番お店側が喜びます。
バラの切手の買取価格は大体60%~80%程度が相場で、そこそこ安い買取金額になることが多いです。
この理由は買取の際に手間がかかることが主な原因です。たとえバラで持っていくとしても、5の倍数などに調整してあれば、お店側も買取しやすいので、必要以上に安い金額を提示してくることはないでしょう。
ただ、お店によっては買取内訳を提示しなかったりするところもあります。念のため、切手の額面と数を確認してからもっていくのがいいと思います。
以前の記事「かもめーる販売開始|発売日当日になんですぐ入荷するの?」でも紹介している切手の交換ですが、この時にかかる手数料はなんと切手で払うことができます。
なので、全ての切手を交換して、手数料を現金で払うより、手数料分の切手は交換せずに、できるだけ切手のみ(切手と現金でも支払いは可能です)で手数料を払うようにすると、買取金額を底上げできます。
ちょっと面倒だと思うかもしれませんが、エクセルなどで計算式を作ってしまえば簡単に計算がでます。やっておいて損はしないでしょう。
切手やはがきの交換は、数が少なければ郵便局でもその場でやってもらえますが、1,000枚などの大量の切手の交換になると預けて後日という対応になることもあります。
田舎の郵便局なんかだと断られてしまうこともあります。なので、売却予定の金券ショップに、切手やはがきの買取レートが2週間後に持っていっても変わらないかを確認しておいた方がいいでしょう。
ほとんどの金券ショップはレートの確約を嫌がりますが、持っていく切手の数を伝えれば受けてくれるところもあるはずです。
私のお店だと在庫状況にもよりますが、500枚~1,000枚以上の50円以上の切手なら2週間程度であればレートの確約に対応しています。
問い合わせの際にも、「そちらのお店が欲しい切手に交換してこれるけど何がいいですか?」というニュアンスで聞いておけば、交換してきてくれるということが相手にも伝わるので好印象です。
ここまでやって対応してもらえないなら、別のお店に問い合わせてみた方がいいと思います。
今回の記事はいかがでしたか?切手を高く売るにもちょっとしたコツがあります。ただ、面倒だと思う方はそのまま売ってしまうというのも選択肢としてはありだと私は考えています。
最近では郵送で買取を受け付けているサービスなんかもありますから、興味のある方は問い合わせしてみるのもいいですね。
関連記事:【切手の高価買取】金券ショップへ切手を高く売るための5つのポイント
買取価格を高くするために一番いい方法は「金券ショップがほしい切手の額面を聞く」ことです。
年賀はがきを切手などに交換する前に、必ず買取依頼をする金券ショップに問い合わせをしておくのがポイントです。
近くに金券ショップがないという方でも、金券ショップの郵送買取サービスを利用する手もありますから、金券ショップの店舗検索などからお店を調べてみてください。
生前の切手コレクションが遺品整理で見つかった場合の対処方法も参考になります。
[テキスト切手買取]
このページをご覧の方は「初めて金券ショップに金券を売りに行く前に確認しておく6つのこと」も参考になると思います。