チケットの発送や小物・雑貨の発送に最も適しているのはレターパックだと思います。定形外郵便も料金の安さが魅力的ではありますが、2017年6月1日からサイズに制限ができてしまいます。
なので、小物や雑貨の発送の際に小さいものならレターパックライト、少し大きめのものならレターパックプラスで発送するのが今後の主流になりそうです。
さて、そんな便利なレターパックには追跡番号が設定されているのをご存知でしょうか?
ゆうパックなどの宅配便や簡易書留にも追跡番号が設定されていますが、同様のものがレターパックにも設定されています。
この追跡番号を使えば郵便物の追跡サービスを利用することもできるのです。
今回はレターパックの追跡方法や、レターパックの追跡サービスが利用できるようになるまでのタイムラグについて紹介します。
他にもレターパックで発送した荷物が郵送事故などのトラブルに遭遇した時の対応も紹介します。
この記事をご覧の方には「商品券やギフトカードを郵送するなら簡易書留かレターパックがおすすめ」も参考になります。
レターパックはライトやプラスに関わらず、「1234-5678-9101」のように12ケタの追跡番号が設定されています。
追跡番号が記載されているのは、発送前にめくって保管しておくシールの部分と、その下にあるバーコードの部分に印字されています。
この個別番号を郵便物の追跡サービス(個別番号検索)で入力すれば、レターパックの配送状況が分かるようになっています。これは簡易書留やゆうパック、特定記録郵便でも使い方は同じです。
郵便物の追跡サービス利用画面のサンプルです。
チェックポイントとなるのは、発送元となる「引き受けた郵便局」、「配送先を管轄する郵便局」、「お届け先」となります。
ポスト投函の場合は、配送履歴が「引受」となるまでにタイムラグが発生します。窓口で差し出した場合は、原則として即座にシステムに反映されます。
レターパックの発送はポストへの投函でも可能です。
レターパックライトの場合はポストに投函できないサイズになってしまった時点でサイズオーバーになり、差出人に返送されてしまいます。
ただ、レターパックプラスの場合はサイズに制限がないため、ポストに投函できない大きさになってしまった場合は郵便局の窓口で手渡しで発送することも可能です。
さて、ポストに投函したレターパックの追跡番号を利用して追跡サービスが利用できるようになるまでにはどのくらいのタイムラグがあるのでしょうか?
実際に私がレターパックを利用した感覚では、ポストからの回収時間によって追跡サービスが利用できるようになるタイミングが変わってくることが分かっています。
地域によって若干の違いはあると思いますが、追跡サービスが利用できるようになるまでの大体の目安を紹介します。
ポイントは14時までにポストから回収されているかどうかになります。
大抵の郵便ポストでは、当日最後の回収が16時以降になっていることが多いのですが、このぐらいの時間にレターパックが回収されている場合、追跡サービスへの反映は21時以降と大分遅くなることが多いです。
郵便局員の方も、ポストをいくつも周ってから集荷センターに戻ることになります。
戻れる時間は18時~19時ぐらいになるのが普通だと思います。
集荷センターによっても変わってくると思いますが、私が利用している郵便局の集荷センターでは、当日発送の扱いになるのは20時までに持ち込んだ場合と言われたことがあります。
なので、郵便局員の方が20時までに集荷センターまで戻ってくることができれば、当日の21時~22時頃には回収されたレターパックの追跡番号で追跡サービスを利用できるようになります。
何度かヤフオクの取引ナビで「追跡サービスで検索しても番号が登録されていないという表示が出てくるが本当に発送しているのか?」という問い合わせをいただいたことがあります。
ライブチケットなどの発送の場合、相手も急いでいることが多いですから、追跡サービスで番号を確認している場合もあります。
取引ナビを見て慌てて自分でも確認してみると、確かに追跡サービスに反映されていないことがありました。
恐らくですが、郵便局員の方が集荷センターに戻る時間が遅かった場合、当日のトラックには乗っていても、追跡番号の登録などが後回しになっているか、22時以降の登録が翌日に反映される仕様になっているのでしょう。
追跡番号が確認できないという問い合わせを受けた郵便物でも、毎回翌日にはしっかり配送されていたので、データの入力業務が遅い時間では行われないか、データが反映される時間が決まっているかのどちらかではないかと思います。
このあたりは郵便局員の方じゃないと分からないことだと思います。
当日15時以降の集荷になってしまうような場合で、追跡サービスへの反映時間が気になる方は郵便局の窓口まで出向いてレターパックを差し出した方がよさそうです。
郵便物の追跡サービス(個別番号検索)でレターパックの追跡番号を入力した際に、下記の配送状況に応じたステータスが表示されます。
これらの意味を下にまとめておきました。
種類 | 意味 |
---|---|
引受 | 日本郵便が荷物を受け取った |
通過 | 荷物を受け取った支店での区分作業が終わった |
到着 | 荷物の配達を担当する郵便局に到着した |
お届け先にお届け済み | 配送先に配達された |
持ち出し中 | 郵便局員が配達中 |
ご不在のため持ち戻り | 配達したが不在のため郵便局に持ち帰った |
差出人に返送 | 発送元に戻った(戻している最中) |
返送できません | 発送元の欄に記載されている住所に不備があり返送できなかった |
通常は、上から4つ目までの「引受」「通過」「到着」「お届け先にお届け済み」のどれかが表示されます。
追跡サービスを利用するタイミングによっては「持ち出し中」や「ご不在のため持ち戻り」という表示になっていることがあるかもしれません。
こういった表示の場合は、配送は順調に進んでいるため問題はありませんが、「差出人に返送」や「返送できません」などという表示になっていた場合は、配送に何らかのトラブルがあるため注意が必要です。
私も一度「差出人に返送」というステータスになってしまったことがあります。
あろうことか配送先の住所を記入し忘れていました。
この時のレターパックで送っていたものはあるライブのチケットで、しかも到着までの猶予がギリギリのものでした。
幸い近くにお住まいの方でしたから、何とか直接お届けして事なきを得ましたが、県外の方だったと思うと冷や汗が出ます。
「返送できません」のステータスが表示されてしまっている場合はさらに厄介です。
これは配送先に記入した住所に宛先が見つからず、さらに差出人に記載した住所にも間違いがあったため返送できないという状態です。
このケースでは配送先に近い郵便局で荷物が留め置きになっているはずですから、その郵便局に連絡して正しい返送先について案内しなければなりません。
ちなみに、追跡サービスで検索した際に、その荷物を担当している郵便局の案内も出てくるので、「返送できません」のステータスになっていた場合は速やかに連絡することをおすすめします。
これは郵送事故に遭ってしまった場合も同様です。
私はヤフオクでレターパックを何度も利用していますが、郵送事故に遭ったことは一度もありません。
ただ、ヒューマンエラーは絶対に0にはできないので、困った時の対処方法を知っておくのも大切ですね。
レターパックの配達にかかる日数が気になる方は「レターパックプラスの配達にかかる日数を追跡機能を使って一覧にしました」の記事もおすすめです。
買取価格を高くするために一番いい方法は「金券ショップがほしい切手の額面を聞く」ことです。
年賀はがきを切手などに交換する前に、必ず買取依頼をする金券ショップに問い合わせをしておくのがポイントです。
近くに金券ショップがないという方でも、金券ショップの郵送買取サービスを利用する手もありますから、金券ショップの店舗検索などからお店を調べてみてください。
生前の切手コレクションが遺品整理で見つかった場合の対処方法も参考になります。
この記事をご覧の方には「初めて金券ショップに金券を売りに行く前に確認しておく6つのこと」も参考になります。