以前の記事「かもめーる販売開始|発売日当日になんですぐ入荷するの?」でかもめーるが販売当日に入荷する理由をお伝えしています。同様に2019年11月1日から2019年用の年賀はがきの販売が開始されました。
年賀はがきもかもめーると同様に、郵便局員に多大なノルマがあります。早速全国の金券ショップに持ち込みがあるようで、早いお店では全種類の年賀はがきが入荷しているようです。
年賀はがきの販売ノルマはかもめーるとは比べ物にならないので、郵便局員のみなさんも毎年大変だと思います。
金券ショップの店員としては大変ありがたい制度ですが、郵便局員のみなさんにとってはたまったものではないでしょうから、いつも複雑な気持ちで年賀はがきの販売シーズンを迎えております。
さて、どうせ金券ショップへの売却が避けられないなら、高く買い取ってもらえるうちに売ってしまいたいとみなさんも考えているでしょう。
11月1日に販売される2019年用の年賀状も金券ショップでは高価買取しています。今回はその相場情報についてお知らせします。
【365日・24時間受付中】切手の買取ならバイセルがおすすめです。2019年(平成31年)用の年賀状、販売期間など基本情報は下記の通りです。
年賀状の各種情報 | 概要 |
---|---|
干支 | 亥年(いどし) |
定価 | 62円(種類により違いあり) |
金券ショップ販売相場 | 58円~60円 |
金券ショップ買取相場 ※時期や在庫数によって変動 | 45円~57円 |
郵便局での販売期間 | 2018年11月1日(木)~2019年1月11日(金) |
お年玉くじ抽選日 | 2019年1月20日(日) 2019年4月20日(土)※ダブルチャンス賞 |
お年玉くじ当選商品の引き換え期間 | 2019年1月21日(月)~2019年7月22日(月) ※2019年4月22日(月)~2019年10月21日(月) ※ダブルチャンス賞の引き換え期間 |
年賀郵便引き受け期間 | 2018年12月15日(土)~2019年1月11日(金) |
元旦到着の差し出し期限 | 2018年12月25日(火)頃 |
公式サイトリンク | 郵便局の公式サイトはこちら |
2017年6月1日からはがき用の切手が52円から62円に値上げされています。2018年用の年賀はがきは、値段が52円で据え置きだったのですが、2019年用の年賀はがきからは62円での販売となりました。
2018年に値段を据え置いた際の郵便局側の言い分は、年賀状を気軽に送れるようにするためと発表されています。
ただ、実際にはほとんどが金券ショップに流れており、2017年~2018年の販売実績が、値段を据え置いておきながら効果はいま一つだったことから、値段をはがきや切手と同様上げたのだと思われます。
参考サイト:年賀葉書の発行枚数などをグラフ化してみる(最新)|ガベージニュース
年賀はがきの金券ショップでの買取相場を例年の年賀はがきの買取実績をもとに紹介します。ただ、2018年中の価格相場がどう動くかはまだ分かっていないので、あくまでも参考程度にして下さい。
買取時期 | 金券ショップ 年賀状買取価格 |
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2018年11月1日~11月5日 | 49円~55円 |
2018年11月6日~11月15日 | 47円~55円 |
2018年11月16日~11月31日 | 45円~49円 |
2018年12月1日~12月15日 | 43円~49円 |
2018年12月16日~12月25日 | 41円~47円 |
2018年12月26日~2019年1月7日 | 37円~43円 |
年賀はがきの売却は販売から3日~5日の間が勝負になります。このタイミングで大量に買取依頼がきますから、店舗の在庫状況によっては上記より早く値崩れすることもあります。
12月に入ると在庫も減ってくるので、一時相場が上がったりすることもありますが、それでもせいぜい43円~49円程度でしょう。売却は早めに検討しておいた方がいいです。
ただ、2013年頃の年賀はがきに関しては、販売ノルマが削減されたため、買取相場が大きく変わっています。今年の販売ノルマ数次第では買取相場が変わってくることもありますが、その可能性はあまりないと考えています。
年賀はがきの売却を検討している方で、金券ショップの個人情報管理について不安がある方は「年賀状の転売がばれて個人が特定される可能性ってあるの??」も参照ください。
金券ショップでの年賀はがき買取価格を予想するには、販売価格を知っておく必要があります。金券ショップでの年賀はがきの販売価格は、通常はがきなどと大抵同じ価格になっています。
金券ショップの年賀はがき販売価格:58円~60円
そのため、金券ショップは年賀はがきをどんなに高く買い取ってもせいぜい55円~57円が限界ということになります。
さらに、上でも紹介した販売ノルマの関係で、毎年年賀はがきは大量に出回ります。
金券ショップが1店舗で売りさばける数は限界がありますから、販売予定数以上に買取が来た場合、買取価格がどんどん下がっていくことになります。
そのため、金券ショップの在庫状況でも買取価格は変わっていくので注意が必要です。
単価が62円になってからの年賀はがきの販売は初めてですが、昨年までの金券ショップの年賀はがき買取相場を参考にすれば、54円ぐらいからスタートすることが予想できます。
郵便局員の方はこれを基準に売却を検討するといいでしょう。
金券ショップの年賀はがき買取価格が大体54円から開始になるのにも理由があります。年賀はがきの販売開始は11月ですが、年賀はがきが一番売れるのは12月の2週目~3週目の間になります。
私のお店でも毎年20万枚以上の買取がありますから、1枚54円換算で現金にすると1,080万円です。実はこれだけの在庫を1ヶ月所持するのはかなり厳しいのです。
そのため、店舗にある他の切手やはがきなどの在庫を補充するのに利用することも多くなります。
郵便局では年賀はがき1枚あたり5円の手数料を払えば、切手やはがきに交換できますから、この仕組みを利用して他の切手やはがきも揃えてしまうのです。
買取価格が54円なら5円足しても59円になります。この価格なら62円切手を60円で販売しても、ギリギリ利益が取れる計算になります。こういった事情で、年賀はがきの買取価格は54円からのスタートになることが予想できるのです。
これは以前の記事にも記載してますから、詳しくは「通常切手からかもめーる・年賀はがきへの交換が出来ないのはなぜ?」を参照して下さい。
年賀はがきを高く売るためのポイントは大きく5つです。
毎年の相場の動きから、年賀はがきの売却は11月5日までの間が勝負になります。上の相場とも照らし合わせて、早めに行動する方がいいでしょう。
金券ショップも、年賀はがきをなるべく安く買い取りたいので、早ければ5日目ぐらいから買取価格が下がる可能性が出てきます。そのため、売却予定の方は11月3日、遅くとも5日までに金券ショップへ持ち込みするのが無難でしょう。
実際に金券ショップが買取できる枚数はもっと多いのですが、高い買取価格を付ける年賀はがきの数が、店舗の販売予定数を超えることはありません。
年賀はがきを金券ショップに高く買い取ってもらうためには、200枚完封での持ち込みは基本となります。
私のお店では設定していないのですが、段ボール1箱分(4,000枚)の買取価格を設定する金券ショップも、都内や大都市圏には多くあります。
そのため、下手に販売ノルマを達成しようと頑張ってしまうと、残る年賀はがきがバラとなってしまい、買取価格が著しく低下することもあり得ます。
地域やお店によって様々ですが、種類によって買取価格に若干の差をつける金券ショップがほとんどです。
例えば、都内に複数の店舗を抱えるアクセスチケットでは、下記のような買取価格の差があります。
インクジェット(無地):57円>普通紙無地:56.5円>スヌーピー:56円=ディズニー:56円
※買取価格は2018年10月28日現在、どれも4,000枚完封の価格
私のお店では下記のように設定しています。
ディズニー:55円>インクジェット(無地):54円>普通紙無地:53円=スヌーピー:53円
買取価格は2円~3円下がってしまいますが、可能な限り高く買い取れるよう努力しています。
地域はもちろん、店舗によっても差があることなので、事前にどの絵柄の買取価格が高いのか確認しておいた方がいいでしょう。
恐らく、都内でディズニーの買取価格が低いのは、売れるのは分かっているけれど、ディズニーの買取価格を高くすると、商品が集まりすぎてしまうため、都内ではあえて安い金額にしているのだと思います。
また、売却当日がベストですが、必ず金券ショップに問合わせしてから売りに行くようにして下さい。当店ではやりませんが、問合わせがない場合の買取価格を安くする店もあります。
ただ、電話口で買取価格の確約をしないお店も多いので、「今日これから15分~30分ぐらいで行きますけど、年賀はがき○枚はいくらで買取しますか?」といった問合わせの仕方がおすすめです。
「今日」だけだと何時になるか分かりませんし、その間に在庫がお店の規定数までたまってしまうかもしれません。
また、枚数を事前に伝えておくことで、お店の方も買取数と買取金額の目途が付けられます。
さらに、できればこちらの名前とお店の担当者の名前を確認しておく方がいいです。
私のお店では買取の問合わせは徹底して行っていますが、金券ショップの問合わせ対応はわりかし「ざる」です。しっかり対応してくれる金券ショップを事前に探しておくのもいいですね。
また、通常は買取価格1万円を超えると思いますから、免許証か保険証を必ず持参するようにして下さい。できれば写真付きの免許証の方がいいと思います。
これは古物営業法で決まっている法律ですから、お店側は必ずやらなければならないことです。
面倒だからといってごねたりすると、お店側からブラックリスト認定されることもありますから、ご協力いただけると助かります。
関連記事:初めて金券ショップに金券を売りに行く前に確認しておく6つのこと
以前の記事「かもめーる販売開始|発売日当日になんですぐ入荷するの?」を書いた時に、かもめーるが余ってしまっても、郵便局で差し出すはがき1枚あたり5円の手数料を払えば、はがきや切手に交換できることを紹介しました。
これは年賀はがきでも同じで、年が明けても余ってしまった年賀はがきは切手などに交換できます。
シーズン終盤になってくると年賀はがきの買取価格もかなり下がってくるので、そういった場合は切手に交換してから売却した方が高く売れることもあります。
切手は郵送での買取もありますから、興味のある方は下のリンク先に問い合わせてみるといいと思います。
【365日・24時間受付中】切手の買取ならバイセルがおすすめです。2016年用年賀はがきの販売ノルマについては、私もまだ具体的な情報は掴んでいません。ただ、毎年の動きを見ているので、情報には郵便局員の次に詳しいと自負しています。
店舗で買取をしている経験上、一般社員で30代~40代の方はノルマが大体4,000枚~8,000枚程度あるようです。役職などについてはあまり詳しく分かっていませんが、課長クラスや部長クラスになると、1万枚~2万枚はノルマがあると思われます。
私のお店では1人で2万枚以上の買取はほとんどないのですが、部長の上位クラスや局長などもっと上の方になると5万枚~10万枚程度のノルマがあるのではないかと推測しています。
新入社員や新人(30代未満程度)、バイトや配達員の方でも、600枚~1,000枚程度のノルマがあると思います。若い人から買い取る時は大体このぐらいの数ですので。
一時期テレビなどでも年賀はがきにおける、郵便局員の自爆営業を問題とした特集が組まれたことがありました。この年は買取数が激減して相場が高騰したのですが、次の年にはまた復活していましたね。
この辺りのノルマがなかなかやめられないのには理由があります。
郵便局員が必死に年賀はがきを売るのはノルマがあるからというより、むしろボーナス支給率に影響が出ることが大きいです。どのような計算式になっているか分かりませんが、年賀はがきの販売ノルマ達成がボーナスの支給率に関わっているので、郵便局員は自爆営業をしてでもノルマを達成した方が、ボーナスがもらえるため得になるようになっています。
また、どんな形であれ売上が上がりますから、会社のキャッシュフローは大分良くなります。会社は現金がないと利益が出ていても倒産することがありますから、年賀はがきの販売におけるキャッシュフローはなかなか無視できません。
最悪の場合、支払いなどに影響が出る可能性もあります。手元に資金がなければ支払いもできませんからね。
これらが、一時期販売ノルマを削減しても、次の年には販売ノルマが戻った理由だと私は考えています。
62円の年賀はがきを金券ショップが際限なく買取しても損しない金額はいくらでしょう?
変更には5円の手数料、販売は95%程度なので、62円のはがきや切手に交換したら、58.9円(恐らく59円)で販売することになります。すると、買取価格は53.9円未満に抑えなければなりません。
また、切手の粗利率は5%以上取るのが基本なので、51.205円が理論上の最高値となります。
恐らく、48円程度(約78%)に落ち着くと思います。もちろん、12月に入ればもっと安くなる可能性もあります。
高い買取価格を提示するのは、金券ショップの販売予定数に満たない間だけで、予定数量に達した瞬間から一気に値下げが始まります。その目安が、早ければ11月5日頃になるというわけです。
郵便局員のみなさん向けに、年賀はがきの販売ノルマを達成する方法もお伝えします。
大きく分けて方法は2つ、1つは既に紹介したように、11月1日~3日の間、遅くとも5日までに金券ショップに売却すること。
もう1つは、金券ショップの販売価格より安い金額で法人などに売り捌くことです。
年賀はがきの販売シーズンになると、ヤフオクに年賀はがきを出品している方を見かけますが、これは悪手です。ヤフオクでは8.64%の販売手数料、メルカリでは10%の販売手数料がかかります。
仮に1枚58円で年賀はがき販売しても、実質53円程度になってしまいます。金券ショップの買取価格が53円以上なら、売却した方が手軽ですしお得になります。ヤフオクでは発送などの手間もかかりますしね。
金券ショップには法人のお客様も年賀はがきを大量に購入しにやってきます。
お客様には個人の方も多いですが、個人の方は多くてせいぜい200枚程度の購入です。一方、法人なら少なくとも400枚は購入されますし、数千枚を超える購入も珍しくありません。お電話などで在庫確認をされる総務担当者の方も多いです。
なので、郵便局員の方は法人営業を行い、金券ショップの販売価格より安く見積もりを提示すれば、まず確実に販売することができるでしょう。
金券ショップの販売価格は60円が基本で、安くても58円までに収まります。なので、2円安くしても56円で販売できるので、金券ショップの買取価格によっては、こちらの方が支出を少なくできる場合もあるでしょう。
もし、12月中旬を過ぎてからこの記事を見つけた方がいて、さらに年賀はがきが余ってしまって困っている場合の対策もお伝えします。
12月中旬での年賀はがきの買取価格は、恐らく45円~48円と安くなってしまっているでしょう。
この場合、年賀はがきとして売却するのではなく、切手やはがき、レターパックなどに交換してから売却した方が、高く買取してもらえるケースが多くなります。
仮に、金券ショップでの買取価格が1枚45円だったとします。そのまま売却した場合、買取率は72.5%です。
しかし、1枚あたり5円の手数料を支払って、62円切手に交換してから売却したらどうなるでしょう。地域や店舗によりますが、62円切手の100枚シートなら、90%程度の買取率が相場です。
なので、1枚55.8円で売却できる可能性が高くなります。
すると、交換手数料の5円は自分で負担するとしても、手元に残る金額は1枚あたり約50円と、年賀はがきのまま売却するよりお得になるのです。
この方法を使う際に注意したいことは、1月~2月の間に売却しようとしても、金券ショップにも大量の在庫があるため、安く買い叩かれるのが落ちでしょう。
狙い目は在庫が不足し始める3月頃でしょう。4月や5月もいいですが、年賀状の金額を肩代わりしている局員の方は、できるだけ早く現金化したいはずです。そうなると3月頃を狙うのが現実的だと思います。
また、その時は金券ショップにどの額面の切手が欲しいか予め問い合わせしておきましょう。親切な金券ショップであれば、高価買取できる切手の額面と枚数も教えてもらえます。
問い合わせする時のコツは、「切手の額面〇円分あるけど、今はいくらの切手にしたら高く買取ってくれるの?まだ交換してないから枚数や額面の指定があれば対応できるよ」と言うことです。
問い合わせから、店員さんもある程度知識がある人だと気付くので、日時の期限や買取可能枚数などを伝えてくれるでしょう。
関連記事:金券ショップの郵送買取がおすすめ|目安の買取金額や必要な書類・依頼方法を紹介
買取価格を高くするために一番いい方法は「金券ショップがほしい切手の額面を聞く」ことです。
年賀はがきを切手などに交換する前に、必ず買取依頼をする金券ショップに問い合わせをしておくのがポイントです。
近くに金券ショップがないという方でも、金券ショップの郵送買取サービスを利用する手もありますから、金券ショップの店舗検索などからお店を調べてみてください。
生前の切手コレクションが遺品整理で見つかった場合の対処方法も参考になります。
このページをご覧の方は「初めて金券ショップに金券を売りに行く前に確認しておく6つのこと」も参考になると思います。
2018年用の年賀はがきは2017年11月1日から販売が始まっています。既に金券ショップには大量の年賀はがきの買取依頼がきているようなので、大型店舗などでは買取価格が下がってしまっているかもしれません。
また、年賀はがきに関しては私のお店を含め、郵送買取を受け付けているところもありますから、近くに金券ショップのない人は利用するのもいいかと思います。
【365日・24時間受付中】切手の買取ならバイセルがおすすめです。