金券ショップでお客様のお相手をしていると、意外に普通列車を在来線と呼ぶことを知らない方が多いと感じます。
在来線の格安チケットを買おうと思っているお客様は「電車の切符」とか「じゅうらいせん」などとおっしゃっていますが、在来線の読みは「ざいらいせん」です。
こちらとしては分かればいいので全然問題ありませんが、せっかくの機会ですし、今回は在来線に関しての基礎知識についてお伝えしたいと思います。
この記事をご覧の方には「普通電車の切符料金は切符分割で安くなる!?乗車料金を簡単に安くする方法」も参考になります。
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在来線に関しては、JRも明確な決まりを設けています。在来線とは、新幹線に当てはまらない鉄道路線全てのことを指しています。
となると、今度は新幹線の定義を知っていないといけませんが、新幹線の定義は、主な区間を200km/h以上の速度で走行できる幹線鉄道のこととなっています。
新幹線以外の鉄道は在来線となりますから、私鉄列車に関しても広い意味では在来線となります。
JR在来線の格安チケットは基本が回数券のバラ売りとなりますが、私鉄列車の格安チケットは株主優待乗車証がメインの商材となります。
他にも、長距離在来線の格安チケットを利用して新幹線料金を安くする方法などもあります。詳しくは関連記事をご覧ください。
在来線が新幹線以外の鉄道であることは分かりましたが、具体的にはどんな列車が在来線になるのでしょうか?
在来線のイメージとしては普通列車を思い浮かべる方が多いと思いますが、新幹線以外の列車となると意外と範囲が広いことが分かります。
しばしば新幹線と混同されがちになりますが、瀬戸内マリンライナー、うずしお、こうのとり、くろしお、サンダーバード、しおかぜ、しらさぎ、ワイドビューなどの特急列車は新幹線にはなりません。
新幹線が通過しない地域にとっては、これらの特急列車がほぼ新幹線と同列に扱われていると思います。ただ、新幹線の定義が200km/h以上で主な区間を走行するものですから、これに当てはまらない特急列車も数多くあるのです。
秋田新幹線や山形新幹線は通称「ミニ新幹線」と呼ばれています。これらの路線は「新幹線」という名称が付いているのですが、新幹線の定義からすると在来線の特急列車となります。
理由は最高速度が200km/h以上にならないことです。東海道新幹線は285km/h、山陽新幹線は300km/h、東北新幹線や上越新幹線も200km/hをゆうに超える速度で走行しています。
一方、秋田新幹線や山形新幹線は最高速度が130km/hとかなり遅い列車となっています。この速さは、特急列車のサンダーバード号の営業速度とほぼ一緒であるので、列車のスペックも新幹線のものとは違うようです。
表記は新幹線なのに、実際は在来線になる列車があるなんて、JRもちょっと面白い分類をしてますね。
青春18きっぷについては当ブログでも読者の多いジャンルなので、「青春18きっぷのバラ券を金券ショップで購入する4つのコツ」をはじめ様々なテーマの記事を作成しています。
そんな青春18きっぷを利用する方は、在来線の分類についても少し知っておいた方がよさそうです。その理由は、青春18きっぷを乗車券として利用できる列車と、できない列車があるからです。
基本的に青春18きっぷは、特急料金を必要としない在来線のみ利用できる特別切符で、新幹線や特急列車を利用する場合は、特急券だけでなく、利用する区間の乗車券も必要になります。
ただ、ホームライナーやムーンライトながらなどに代表される一部の列車に関しては、乗車券を別途必要とせず、指定席券の購入だけで乗車できる列車もあります。
基本として覚えておきたいのは、上記で紹介したホームライナーのように「~ライナー」と呼ばれる列車、ムーンライトながらに代表される「夜行列車」、ホリデー快速などの「行楽臨時列車」、マリンライナー・みえなどの「長距離快速列車」になります。
この他にも北海道新幹線の一部区間に限り、2,300円の追加料金で利用できる北海道新幹線オプション券といった特別ルールもあります。
これらの在来線の特徴や分類もしっかり覚えておくと、意外なところで役に立つことがあります。
関連記事「新幹線・電車・バス・飛行機の格安チケットについて」
[新幹線]
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しかし、セットやパックでまとまっているサービスになると、ある程度予定が確定してからでないと予約が取りづらいことに気が付きました。こういった心理的な要素もキャンセル率の低下に繋がっているのかもしれません。
金券ショップを利用するより安く新幹線格安チケットを購入する方法はこちら
遠出をする方の中には、現地でホテルを利用する方もいると思います。新幹線を利用する時にJRで切符を購入する場合、長距離で安くなるのは往復割引ぐらいです。
しかし、[テキスト新幹線]
もし、切符を金券ショップで購入済みという方でも、ホテルの代金を安くする方法もあります。
ホテルの予約は[テキストホテル]
この記事をご覧の方には「金券ショップで販売している新幹線回数券の使い方や利用条件について」も参考になります。