毎年5月10日~5月15日ぐらいになると、来年の5月31日まで利用できるANA株主優待券が配布され始めます。
5月に株主優待券の期限を迎えるのは、ANA株主優待券の他に、JAL株主優待券やJR東日本、JR東海、JR西日本の各種株主優待券などが挙げられます。
2019年7月31日現在、ANA株主優待券の買取価格は4,450円~4,500円程度です。お盆が過ぎ買取価格が安定してきました。
2019年5月10日~5月15日頃を目途に、2020年5月31日期限となる最新のANA株主優待券が株主へ配布され始めます。
2019年5月11日に最新のANA株主優待券の配布当初の買取価格が3,500円~4,000円と明らかになりました。
最新のANA株主優待券が利用できるのは2019年6月1日からなので、配布当初から高値で取引されるとは考えにくいです。
これらの株主優待券は期限間近ではGW期間の利用が最後になることが多いので、GW期間が終わると一気に値崩れが始まります。既に一部の株主優待券では値崩れが始まっているので、まだ株主優待券を持っている方は使ってしまうか、早目に売却してしまうかの対応をおすすめします。
GW期間が終わると2017年5月31日期限のANA株主優待券の買取価格は、1,000未満になることが確実です。恐らく平均値で500円、買取不可になってしまうことも十分考えられます。(既にヤフオク相場は1,500円程度まで落ちています)
オークファントップまた、ANAやJAL、JRの各種株主優待券の利用は航空券か新幹線切符の予約の際に利用できますが、そろそろGW期間中の座席はなくなってしまうはずです。また、GW期間中は新幹線回数券の利用できない期間にもなっています。
新幹線回数券の利用できない期間でも新幹線切符を安くする方法はあるので、最近ではGW期間中も営業する金券ショップは増えています。ただ、5月3日~5月5日の間はお休みになる金券ショップも多いので、株主優待券の売却を考えている方や新幹線格安チケットを購入したい方は最寄りの金券ショップの営業時間を確認しておくことをおすすめします。
さて、ANA株主優待券の話に戻します。今回は、最新のANA株主優待券が配布される前に、今までの価格相場や毎年の価格変動の傾向を鑑み、2018年5月31日期限のANA株主優待券の買取価格がどういう相場状況になるのかを予想します。
[テキストANAスカイツアーズ]
ANA株主優待券の価格相場情報とその予想で最新のANA株主優待券(現時点では2017年11月30日期限)がどの程度の買取価格となっているか、金券ショップの買取価格とヤフオクの落札価格を並べて比較できるようにしています。
ここでは、2017年5月31日期限のANA株主優待券の買取相場と、2017年11月30日期限のANA株主優待券の買取相場が、2017年でどのように変化したのか見てみます。
年月 | 東京の 金券ショップA | 東京の 金券ショップB | ヤフオク |
---|---|---|---|
2016年11月20日頃 | 3,000 円 | 3,000 円 | なし |
2016年11月26日頃 | 3,500 円 | 3,200 円 | 3,750 円 |
2016年12月10日頃 | 3,200 円 | 2,900 円 | 3,750 円 |
2016年12月20日頃 | 3,350 円 | 2,800 円 | 3,500 円 |
2017年1月21日頃 | 3,350 円 | 3,000 円 | 3,500 円 |
2017年3月11日頃 | 3,000 円 | 2,700 円 | 3,250 円 |
2017年3月30日頃 | 3,050 円 | 2,700 円 | 3,000 円 |
2017年4月18日頃 | 3,050 円 | 2,700 円 | 3,000 円 |
2017年4月29日頃 | 2,800 円 | 2,600 円 | 3,000 円 |
年月 | 東京の 金券ショップA | 東京の 金券ショップB | ヤフオク |
---|---|---|---|
2016年11月20日頃 | 3,000 円 | 3,000 円 | 4,500 円 |
2016年11月26日頃 | 3,500 円 | 3,200 円 | 3,650 円 |
2016年12月10日頃 | 3,000 円 | 2,800 円 | 3,500 円 |
2016年12月20日頃 | 3,050 円 | 2,600 円 | 3,300 円 |
2017年1月21日頃 | 3,250 円 | 2,800 円 | 3,500 円 |
2017年3月11日頃 | 2,700 円 | 2,000 円 | 3,200 円 |
2017年3月30日頃 | 2,600 円 | 2,000 円 | 3,000 円 |
2017年4月18日頃 | 2,100 円 | 2,000 円 | 2,600 円 |
2017年4月29日頃 | 1,500 円 | 1,000 円 | 2,300 円 |
有効期限が短い方が買取価格が安くなる傾向にあるとはいえ、有効期限間近の時期を除けば、有効期限が違っても買取価格にそれほど大きな差が出るわけではありません。
毎年11月10日~15日頃に来年11月30日まで有効期限のある最新のANA株主優待券が配布されるようになります。新券の配布が始まる直前は旧券(この場合は5月期限)のANA株主優待券の価格相場は下がることが多いです。
なので、株主優待券が入れ替わりになる時期を除いて、昨年の買取価格相場を見た方が、傾向がつかみやすくなります。
年月 | 東京の 金券ショップA | 東京の 金券ショップB | ヤフオク |
---|---|---|---|
2016年6月15日頃 | 2,500 円 | 2,500 円 | 3,500 円 |
2016年8月10日頃 | 2,500 円 | 2,500 円 | 4,000 円 |
2016年9月10日頃 | 4,600 円 | 4,500 円 | 4,000 円 |
2016年9月20日頃 | 4,000 円 | 3,500 円 | 4,300 円 |
2016年9月25日頃 | 3,800 円 | 3,500 円 | 4,300 円 |
2016年10月2日頃 | 3,500 円 | 3,500 円 | 4,300 円 |
2016年10月16日頃 | 2,500 円 | 2,000 円 | 4,150 円 |
年月 | 東京の 金券ショップA | 東京の 金券ショップB | ヤフオク |
---|---|---|---|
2016年6月15日頃 | 2,500 円 | 2,500 円 | 3,500 円 |
2016年8月10日頃 | 2,500 円 | 2,500 円 | 4,000 円 |
2016年9月10日頃 | 4,700 円 | 4,600 円 | 4,600 円 |
2016年9月20日頃 | 4,200 円 | 4,000 円 | 4,500 円 |
2016年9月25日頃 | 4,100 円 | 4,000 円 | 4,500 円 |
2016年10月2日頃 | 4,000 円 | 4,000 円 | 4,400 円 |
2016年10月16日頃 | 4,000 円 | 3,600 円 | 4,500 円 |
2016年は10月23日から最新の株主優待券の配布に配慮した価格相場となったため、買取価格相場の傾向として参考になるデータは2016年の6月~2016年10月までのデータとなります。
昨年は最新のANA株主優待券(2017年5月31日期限)の配布が始まってからすぐは買取価格相場が2,500円でお盆明けまで推移していました。
9月から買取価格が上がっているのは、どの金券ショップでもANA株主優待券の在庫が切れ始めたため、ヤフオクの価格相場に合わせて推移していることが分かります。
お盆の時期が終わるまで買取価格が低迷していた理由の1つに、2016年8月からANA株主優待券を利用した座席予約に制限が設けられることになったことが挙げられます。
このことが原因で買取価格が若干安くなっていますが、実際には座席予約に制限が設けられることがほとんどなかったため、お盆時期を脱してから買取価格が上昇したという見方もできます。
もうすぐ2018年5月31日期限のANA株主優待券の配布が始まります。
これまでの情報を基に、2017年5月から2017年10月までの間にANA株主優待券の買取価格がどのように変動するか予想しました。
年月 | ANA 2018年 5月31日期限 | ANA 2017年 11月30日期限 |
---|---|---|
2017年5月15日頃 | 2,000 円 | 2,500 円 |
2017年6月1日頃 | 2,500 円 | 2,500 円 |
2017年6月15日頃 | 2,500 円 | 2,500 円 |
2017年7月1日頃 | 3,000 円 | 3,000 円 |
2017年7月15日頃 | 3,000 円 | 3,000 円 |
2017年8月1日頃 | 3,500 円 | 3,500 円 |
2017年8月10日頃 | 3,000 円 | 3,000 円 |
2017年8月20日頃 | 3,500 円 | 3,500 円 |
2017年9月1日頃 | 3,800 円 | 3,800 円 |
まず、2017年5月15日頃の配布開始直後では、5月中に利用できない2018年5月31日期限のANA株主優待券の買取価格相場は2,000円程度で全国の金券ショップが様子見をすると睨んでいます。
この間に東京の金券ショップ各店ではライバル店舗が設定する買取価格から自店の買取価格を決めていき、6月頃になって最新のANA株主優待券が使えるようになった時には2,500円程度の買取価格で落ち着くと思われます。
これは現状の買取価格が2,600円~2,800円程度になっていることからも容易に予想できます。また、今のところANA株主優待券の利用に関して新しい規制などが入る情報は出ていません。
お盆期間の利用制限が昨年と同等のレベルであれば、特に気にする必要もないレベルであると見込んだうえでの買取価格設定です。
そして、7月頃になると需給予測も立ってきて、3,000円程度の買取価格までは上昇すると考えられます。
2016年は8月中旬まで2,500円の買取価格で推移していましたが、今年は昨年ほど利用制限に警戒もされていないと思われるので、早い段階から買取価格が上昇することが予想されます。
8月に入れば需要も増えるので、3,500円程度までは上がるでしょう。お盆期間中はお店を休む金券ショップも多いので、買取価格も一時3,000円程度まで落ち込む可能性がありますが、お盆明け頃から金券ショップの在庫数も少なくなってくるはずなので、また3,500円程度の買取価格に戻ると考えられます。
そして、9月も格安航空券の需要は比較的高いままになるので、9月頃が最も買取価格が上がってくる時期だと私は考えています。
もしかしたら、お盆前の7月下旬から8月上旬にかけて買取価格が早々と上昇してくるかもしれませんが、現時点ではそうなるという確信がないので、予想の買取価格は控えめの設定です。
長い間お付き合いいただきありがとうございました。もうしばらくすればANAの株主優待券の配布が始まるので、より買取価格相場も予測しやすくなってくると思います。
ただ、現段階での買取価格相場の予想にも需要があると思ったので、少し早めに今回の記事を作成しました。予想が大幅に外れてしまったらすみません。
[ANAスカイツアーズ]
格安航空券を購入するのはANA株主優待券の利用だけではありません。
この記事をご覧の方には金券ショップの利用だけじゃない!?半額以下で国内線の格安航空券を購入する方法もおすすめです。
[テキストANAスカイツアーズ]
[ANA]
[テキストANAスカイツアーズ]