さて、夏のボーナスやお中元などでお米券をいただいた方もいらっしゃると思います。金券ショップでもビール券ほどではありませんが、この時期お米券の買取もたまにあるので、よく質問も受けています。
ただ、一番多い質問は「お米券はいくらで買ってくれるの？」ですね。普段金券を利用して買い物をしない方はすぐに現金に換えてしまいたいようですから、お米券を売りに来る方も多いです。
ただ、お米券はビール券のような金券と比べても、比較的利用しやすい金券ですから、金券ショップを頻繁に利用する方にはファンもいます。毎回来店した時にお米券の在庫があるか聞いてくる人もいるぐらいです。
今回はお米券の換金率や買取価格についてと、利用できるお店や利用時のお釣りについても説明していきたいと思います。
ここで紹介する商品券以外にも、全国百貨店共通商品券やイオン商品券、セブン＆アイ共通商品券、ドン・キホーテ商品券などがあります。また、JCBなどのギフトカードも人気です。
この記事をご覧の方には「ビール券の買取価格・換金率の全国相場を金券ショップの立地毎にまとめました」も参考になります。
現在（2016年7月4日）発行されているお米券は下記の1種類になります。
まれに旧券をお持ちの方がいますが、これは1kg（540円分）となっています。
お米券の買取・換金率の相場についての記事をなかなか書けなかった理由の１つに、お米券の買取価格や換金率は金券ショップによってかなり違ってくるという点があります。
大都市圏と地方都市での買取価格がかなり違ってくるので、分けて記載しておきます。
東京や大阪などの大都市圏にある金券ショップではお米券の買取価格をかなり高めに設定しています。
買取価格は↓の表のようになっています。
| お米券種類 | 東京の金券ショップ | 大阪の金券ショップ | ||
|---|---|---|---|---|
| 買取価格相場 | 換金率 | 買取価格相場 | 換金率 | |
| 1kg440円分 | 420円～430円 | 95.4%～97.7％ | 410円～420円 | 93.1%～95.4％ |
| 1kg540円分 （旧券） | 490円～500円 | 90.7%～92.5％ | 480円～500円 | 88.8%～92.5％ |
大都市圏の金券ショップではお米券をかなり高く買い取っています。額面から換算すると、大体10円引き～30円引きになっています。
地方都市などの大都市圏以外にある金券ショップではお米券の買取価格は少し安めの設定になっています。
また、地方都市でも地域によってかなり買取金額・買取率には幅があるので、便宜上「地方都市」と「田舎」で分類しました。
買取価格は↓の表のようになっています。
| お米券種類 | 地方都市の金券ショップ | 田舎の金券ショップ | ||
|---|---|---|---|---|
| 買取価格相場 | 換金率 | 買取価格相場 | 換金率 | |
| 1kg440円分 | 390円～410円 | 88.6%～93.1％ | 380円～400円 | 86.3%～90.9％ |
| 1kg540円分 （旧券） | 460円～480円 | 85.1%～88.8％ | 450円～470円 | 83.3%～87.0％ |
地方都市の金券ショップでも、高いところではお米券をそれなりに高い金額で買い取っています。額面から換算すると、大体30円引き～50円引きになっています。
この程度なら換金率で見ても、大都市圏の金券ショップとそこまで変わりありませんが、田舎の方にいけばいくほど、金券ショップでの買取価格は下がってきます。
地方都市でも小さい都市や、田舎の方にある金券ショップでは、買取価格というより、買取率で見た方がいいようになっています。
田舎の金券ショップの価格相場は大体80％～90％ぐらいでの買取となっていて、額面から換算すると、大体60円引き～80円引き、80％程度の換金率だった場合、100円もの差が出る場合もあります。
関連記事「初めて金券ショップに金券を売りに行く前に確認しておく6つのこと」
お米券は百貨店や大手ショッピングモール・スーパーなどで購入することができますが、お米券を正規の販売所で購入する時に、手数料がかかっていることはあまり知られていません。
現状発行されているお米券は最初に紹介したように1種類ですが、購入時には1枚あたり数十円の手数料がかかるようになっています。
購入価格：500円（1枚あたり60円の手数料）
このように、1枚あたりでもかなり高い金額の手数料がかかっています。利用時には440円の金券として利用できるだけなので、お米券の発券にはかなりの手数料がかかってしまうことになります。
金券ショップでの販売価格は定価から5円～10円引き程度の430円～435円が相場ですが、大都市の金券ショップではギフト用に利用する方用に定価より高く販売していることがあるかもしれません。
関連記事「【商品券・ギフトカード他】換金率が高い金券の買取価格相場｜金券ショップで売るといくら？」
お米券が利用できる場所がよく分からないと言って金券ショップに売りに来る方もいるのですが、お米券はスーパーなど食品を扱っているお店なら基本的に全国どこでも利用できます。
百貨店などの場合はお米券で購入できるのはお米のみとしているところが多いのですが、大手スーパーや食品を扱っているドラッグストアなどではギフト券と同様に440円分の商品券として支払いに利用できるお店も多くあります。
また、お米券の利用の場合はお釣りが出るようにしているお店がほとんどで、ビール券や信販系ギフトカードなどと比べても比較的利用しやすい金券となっています。
参考までに大手チェーン店での事例を挙げます。ドラッグストアでは、お米に限らず全ての商品にお米券の利用を可能としているため、お米券をお米のみではなく、その他食料品や日用品、生活雑貨などにも利用できるところがほとんどです。
ドン・キホーテグループで生鮮食品などを取り扱っているMEGAドン・キホーテでは、全ての商品の購入にお米券の利用を可能としているようです。
これがいいのかは分かりませんが、ドン・キホーテグループは大手量販店の中ではかなり大雑把なグループなので、お米を購入していなくてもビール券を利用できるようです。（2016年7月4日時点での一部店舗での実績になります）
ドン・キホーテグループではお米券以外に、ビール券なども（お酒を購入していなくても）利用できるようになっています
お米券が一部の金券ショップ利用者に人気の理由は、お釣りが出る商品券であることです。
お米券には440円の商品券となっているのですが、ギフト券などと違って手数料を利用店舗が取られることはありません。発券時に手数料は取っているのでお店から徴収する必要はないのです。
ただし、お店によってはお釣りを出さないようにしているところもあるので、お米券をお米の購入以外に利用できたとしても、上手く利用しないと必要以上のお米券を消費してしまうことにもなりかねません。
こういう対応が一番多くあるのが意外と精米店で、個人経営の精米店だとお釣りを出さない場合もあるようです。ただ、ドラッグストアや大手スーパーでは、お釣りを出すところがほとんどです。
お米券を利用する場合は精米店より、ドラッグストアやスーパーの方が良心的な対応をしてくれることが多いはずです。
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今回はお米券の紹介をしました。お米券などの金券は、通常クレジットカードでの購入ができません。
金券ショップを利用する場合もクレジットカードの利用はできないことがほとんどです。
しかし、金券ネットではクレジットカードで金券を購入することができます。
もちろん、金券ショップで購入するように安くなるわけではありませんし、配送料などの手数料もかかりますが、ギフト用のチケットを購入したい場合など、こちらの方が便利な場合もあるでしょう。
この記事をご覧の方には【金券ねっと】この記事をご覧の方には「ビール券をもらったけど使えるお店はどこにあるの？コンビニでもビール券が使えます」も参考になります。