さて、年末のボーナスやお歳暮などでビール券をいただいた方もいらっしゃると思います。年末年始はビール券の販売・買取が金券ショップでは非常に多くなるので、よく質問も受けています。
ただ、一番多い質問は「ビール券はいくらで買ってくれるの?」ですね。お酒をあまり飲まない人には不要のものですから、ビール券は売りに来る方も非常に多い金券です。
今回はビール券の換金率や買取価格についてと、利用できるお店や利用時のお釣りについても説明していきたいと思います。
この記事をご覧の方には「初めて金券ショップに金券を売りに行く前に確認しておく6つのこと」も参考になります。
画像は全国酒販協同組合連合会より
現在(2019年1月13日)発行されているビール券は下記の2種類になります。
上の画像にもありますが、↓の画像も参照ください。少し画像が小さいですがご容赦ください。
画像は全国酒販協同組合連合会より
画像は全国酒販協同組合連合会より
ビール券の買取・換金率の相場についての記事をなかなか書けなかった理由の1つに、ビール券の買取価格や換金率は金券ショップによってかなり違ってくるという点があります。
大都市圏と地方都市での買取価格がかなり違ってくるので、分けて記載しておきます。
東京や大阪などの大都市圏にある金券ショップではビール券の買取価格をかなり高めに設定しています。
買取価格は↓の表のようになっています。
ビール券種類 | 東京の金券ショップ | 大阪の金券ショップ | ||
---|---|---|---|---|
買取価格相場 | 換金率 | 買取価格相場 | 換金率 | |
大瓶(633ml)2本 (784円分) | 775円~783円 | 98.8%~99.8% | 765円~772円 | 97.5%~98.4% |
缶(350ml)2本分 (494円分) | 485円~493円 | 98.1%~99.7% | 470円~480円 | 95.1%~97.1% |
大都市圏の金券ショップではビール券をかなり高く買い取っています。額面から換算すると、大体10円引き~20円引きになっています。
東京都の金券ショップ一覧|全国のチケットショップはこちら
大阪府の金券ショップ一覧|全国のチケットショップはこちら
地方都市などの大都市圏以外にある金券ショップではビール券の買取価格は少し安めの設定になっています。
また、地方都市でも地域によってかなり買取金額・買取率には幅があるので、便宜上「地方都市」と「田舎」で分類しました。
買取価格は↓の表のようになっています。
ビール券種類 | 地方都市の金券ショップ | 田舎の金券ショップ | ||
---|---|---|---|---|
買取価格相場 | 換金率 | 買取価格相場 | 換金率 | |
大瓶(633ml)2本 (784円分) | 740円~758円 | 94.3%~96.6% | 690円~715円 | 88.0%~91.1% |
缶(350ml)2本分 (494円分) | 460円~475円 | 93.1%~96.1% | 395円~445円 | 79.9%~90.0% |
地方都市の金券ショップでも、高いところではビール券をそれなりに高い金額で買い取っています。額面から換算すると、大体25円引き~45円引きになっています。
この程度なら換金率で見ても、大都市圏の金券ショップとそこまで変わりありませんが、田舎の方にいけばいくほど、金券ショップでの買取価格は下がってきます。
地方都市でも小さい都市や、田舎の方にある金券ショップでは、買取価格というより、買取率で見た方がいいようになっています。
田舎の金券ショップの価格相場は大体80%~90%ぐらいでの買取となっていて、額面から換算すると、大体70円引き~95円引き、80%程度の換金率だった場合、100円もの差が出る場合もあります。
関連記事「都道府県別の金券ショップ一覧|全国のチケットショップ」
ビール券は百貨店や大手ショッピングモール、酒屋などで購入することができますが、ビール券を正規の販売所で購入する時に、手数料がかかっていることはあまり知られていません。
最初に紹介したように、大瓶(633ml)2本分(784円分)・缶(350ml)2本分(494円分)の2種類ですが、それぞれの購入時には1枚あたり数十円の手数料がかかるようになっています。
購入価格:850円(1枚あたり66円の手数料)
購入価格:539円(1枚あたり45円の手数料)
このように、1枚あたりでもかなり高い金額の手数料がかかっています。利用時には大瓶(633ml)2本分は784円、缶(350ml)2本分は494円の金券として利用できるだけなので、ビール券の発券にはかなりの手数料がかかってしまうことになります。
そのため、金券ショップでも額面価格よりビール券が高く販売されているお店も多く、大都市圏での買取価格が高い理由の1つでもあります。
逆に田舎の金券ショップで買取価格が低くなってしまうのは、大都市圏に比べて販売の機会が少ないことと、額面と同等の価格もしくは額面より若干安く販売するためでもあります。
金券ショップにビール券を売るなら大都市圏、金券ショップでビール券を買うなら田舎のが狙い目ということになります。
関連記事「【商品券・ギフトカード他】換金率が高い金券の買取価格相場|金券ショップで売るといくら?」
ビール券が利用できる場所がよく分からないと言って金券ショップに売りに来る方もいるのですが、ビール券はお酒を販売しているお店なら基本的に全国どこでも利用できます。
お酒の販売には酒販の免許を取得する必要があり、その際にビール券の発券元である「全国酒販協同組合連合会」とビール券の利用について契約を結ぶようにしているため、お酒を販売しているお店ならどこでもビール券を利用することができます。
これはコンビニやドラッグストアなども例外ではありません。
百貨店や大手スーパーなどの場合はビール券で購入できるのはビールのみとしているところが多いのですが、アルコール類を1つでも購入すれば、その他のつまみなどの支払いにも利用できるお店もあります。
これは、ビール券の利用についてはっきりとした決まりがないためで、お店によってルールを自由に設定できてしまうことが原因です。
参考までに大手チェーン店での事例を挙げます。コンビニエンスストアでは、アルコール類を1つでも購入すればビール券の利用を可能としているため、ビール券をビールのみではなく、発泡酒やワイン、焼酎などにも利用できるようです。
これは、ほとんどのドラッグストアでも同様の扱いになっています。
ドン・キホーテグループで生鮮食品などを取り扱っているMEGAドン・キホーテでは、全ての商品の購入にビール券の利用を可能としているようです。
これがいいのかは分かりませんが、ドン・キホーテグループは大手量販店の中ではかなり大雑把なグループなので、お酒を購入していなくてもビール券を利用できるようです。(2016年1月3日時点での一部店舗での実績になります)
その他にも、お米券なども(お米を購入していなくても)利用できるようになっています。
関連記事:ドン・キホーテ商品券の使い方・使えるお店・購入方法・買取/換金率
ビール券が利用しにくい1番の理由だと思いますが、お釣りが出るか出ないかが分からないという非常に変わった商品券になっています。
ビール券自体にはお釣りの出る出ないに関しての決まりがなく、「ビール券の利用の際にはできる限りお釣りを出すようにしてほしい」となっているだけです。
そのため、お店によってはお釣りを出さないようにしているところもあるので、ビール券をビール以外に利用できたとしても、上手く利用しないと必要以上のビール券を消費してしまうことにもなりかねません。
こういう対応が一番多くあるのが意外と酒屋で、個人経営の酒屋だとお釣りを出さない場合もあるようです。ただ、前出のコンビニエンスストアや大手スーパーでは、お釣りを出すところがほとんどです。
ビール券を利用する場合は酒屋より、コンビニやスーパーの方が良心的な対応をしてくれることが多いはずです。
関連記事:ビール券をもらったけど使えるお店はどこにあるの?コンビニでもビール券が使えます
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今回はビール券の紹介をしました。ビール券などの金券は、通常クレジットカードでの購入ができません。
金券ショップを利用する場合もクレジットカードの利用はできないことがほとんどです。
しかし、金券ネットではクレジットカードで金券を購入することができます。
もちろん、金券ショップで購入するように安くなるわけではありませんし、配送料などの手数料もかかりますが、ギフト用のチケットを購入したい場合など、こちらの方が便利な場合もあるでしょう。
この記事をご覧の方には【金券ねっと】この記事をご覧の方には「【商品券・ギフトカード他】換金率が高い金券の買取価格相場|金券ショップで売るといくら?」も参考になります。