新幹線の回数券を簡単に説明すると、JRで売っているまとまった数を買うと安くなるお得な切符となります。今日はこの回数券について説明したいと思います。
金券ショップで販売している新幹線回数券の使い方や利用条件についてはこちら
新幹線回数券は金券ショップでかなり売れる商品です。その分問い合わせも多いので、使えない期間、指定席への変更方法、途中下車や乗り越し精算、有効期限、買取価格を高くするコツなど、個別の情報についても詳しく紹介しています。
この記事をご覧の方には「金券ショップでクレジットカードが使えない理由」も参考になります。
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今回はJRで販売している切符の回数券についてお話をしますが、切符に限らず回数券というのはよくあるサービスとなっています。
「温泉の入浴回数券」や「遊園地やプールなどの入場回数券」、「コーヒーショップなどのドリンク回数券」のように、最初に何回分かの料金を先払いして、通常価格よりお得にサービスを受けることができたりしますよね。
こういった回数券をお店などが販売する理由は、基本的にキャッシュフローがよくなるからです。月末などはお店も店員に給与を払ったり、家賃支払いや仕入れ代金の支払いなど、お金が出ていく時期になります。
その時に回数券などを販売すれば、先に売上を回収することができるので、現金に余裕ができます。
サービスを提供する前にお金がもらえるわけですから、手元の現金状況は良くなりますね。月末を乗り切れば、月の上旬から中旬には支払いなどはさほどないので、月末にお金が出来るように工夫したサービスということになります。
その他にも理由はあると思いますが、大きな理由はキャッシュフロー(現金)だと考えていいと思います。
それでは切符の回数券の話に戻します。切符の回数券には大きく2種類あります。新幹線回数券と在来線回数券です。
先に単純な在来線回数券について説明していきます。
在来線の回数券は、在来線乗車券の10枚分の値段で、11枚の行き帰りの区別のない切符が購入できるシステムです。在来線回数券の有効期限は購入日から3ヶ月となっており、通年利用できます。
例えば、片道400円の在来線区間の回数券を買った場合、4000円で11回分買えることになります。1枚あたりが約364円となるので、約1割引きになります。
ただし、3ヶ月以内に使わないといけないので、習い事など定期的に行く用事がないと購入しづらいものだと思います。
新幹線回数券は基本1セット6枚のもので、行き帰りの区別はありません。種類には、自由席券、指定席券、グリーン席券の3種類があります(1部販売終了のものあり)。値段に決まった計算式はないようで、詳しくはJRのホームページ等で料金を調べることになります。
また、特殊なものとして、こだま専用グリーン回数券があります。これは4枚1冊の回数券でこだま号のグリーン席またはひかり号指定席券として利用ができるものもあります。
新幹線回数券の有効期限は在来線と同様、購入から3ヶ月(利用不可期間を除く)となっています。また、利用できない期間があり、毎年4/27~5/6(GW期間)、8/11~8/20(お盆期間)、12/28~1/6(年末年始期間)が利用できません。この利用不可期間は曜日などに左右されることがないので、毎年必ず同じ日程で使えなくなります。
これらの期間は金券ショップの定休日とほぼ重なるようになっています。金券ショップも商品が使えない時期はほとんど営業していません。
ざっくりとした情報ですが、概ねこのようになっています。
もちろん回数券は金券ショップだけでなく、企業や、一般の方でも購入できます。
値段のことだけを考えるなら、自分で回数券を購入して利用してもらうのが1番安くなります。ただいくつか注意しないといけないことがあります。
3ヶ月の有効期限があるといっても、在来線なら5往復分+1、新幹線なら3往復分になります。習い事や定期的にある仕事など、ある程度使いきれる見込みがないと購入できません。1枚以上利用した場合、回数券は返品できませんから、予定をしっかり立てられる人に向いています。
購入日から3ヶ月の有効期限になっているので、手持ちの回数券の有効期限と枚数を管理しないといけません。新幹線回数券は6枚なので、行き帰りのペアで考えやすいですが、在来線は11枚です。往復分として使っていると、残り1枚になることがあるので、その時に回数券か切符を買い足す必要があります。
だいたい回数券を自分で購入して利用すると、新幹線なら800円程度安くできるようになります。ただし、金券ショップでの販売価格も、せいぜい+50円程度、高めに見積もっても+100円程度になります。
つまり、回数券を利用した場合に800円安くなる区間の場合、800円安いか、700円安いかという選択になります。もっといえば、100円のために使いきれるよう予定を管理したり、在庫数、有効期限の管理をするかということです。
私は正直なところ面倒くさがりなので、「金券ショップで買えばとりあえず定価より安いからいいかな」と思ってしまう方です。
今でも切符の回数券などを自分で購入することはありません。お店の商品を買っています。
関連記事「新幹線・電車・バス・飛行機の格安チケットについて」
最後に1点気をつける事とすれば、金券ショップはクレジットカードが使えないということです。
切符の料金などは1万2万とかなり高くつくので、遊びに行く場合など、行った先での現金がないということも起こり得ます。ちょうど給料日前で苦しい時などは切実な問題だと思います。
なので、手元に現金を残しておきたい場合はJRで定価で買ってしまってもいいかと思います。それ以外の場合は「出来る限り金券ショップを利用して安くしよう」ぐらいの気持ちでいいのかなと思います。
関連記事「【利用無料】スマートEXで新幹線の指定席をネット予約する方法」
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金券ショップをよく利用している方の中には、かなり新幹線や在来線の切符に適用されている料金ルールに詳しい方もいらっしゃいます。
そんな方でも新幹線回数券や在来線回数券の乗り越し精算のルールが、通常の切符の料金計算のルールと違うことをご存じない場合もあります。
金券ショップに目的の区間の切符がない場合に、別の区間を買おうとする方もいらっしゃいますが、回数券における乗り越し精算のルールについて誤解していることもあるので、なるべく詳しく利用区間についてヒアリングしています。
たまに鬱陶しそうにされてしまうこともありますが、せっかく安くしようと金券ショップを利用していただいていますから、損をさせるわけにはいきません。
ご面倒かもしれませんが、一緒にどうしたら料金が安くなるのかを考えさせていただければ嬉しく思います。店頭でもちょっとだけお付き合いいただければ幸いです。
金券ショップを利用するより安く新幹線格安チケットを購入する方法はこちら
遠出をする方の中には、現地でホテルを利用する方もいると思います。新幹線を利用する時にJRで切符を購入する場合、長距離で安くなるのは往復割引ぐらいです。
しかし、[テキスト新幹線]
もし、切符を金券ショップで購入済みという方でも、ホテルの代金を安くする方法もあります。
ホテルの予約は[テキストホテル]
この記事をご覧の方には「「京都-小田原」の新幹線回数券に「小田原-東京」の切符を追加購入すれば東京まで行けるのか?」も参考になります。