最近の若い人は知らないかもしれませんが、昔は書店で利用できる金券は図書カードではなく図書券というカードタイプの金券ではなくお札タイプの金券でした。
図書券の時は書店で本を購入する時に利用できる金券で、しかもお釣りが出るという優れモノだったのですが、図書カードになってからは磁気カードに穴が開くようになり、お釣りという概念がなくなりました。
そんな図書カードですが、2016年5月末で発行終了となり、2016年6月1日から図書カードNEXTというQRコードタイプの非接触式カードに変わります。
私も全然知らなかった情報だったので、早めにみなさんにお知らせしようと思い記事を作成しました。よかったら最後までお付き合いください。
この記事をご覧の方には「図書カードNEXTの基本事項|金券ショップの販売価格・換金率や旧図書カードとの違いについて」も参考になります。
2016年6月1日から書店などで販売されるのは全て図書カードNEXTとなります。そのため、書店などでは今まで販売されていた図書カードを購入することはできなくなってしまいます。
ただ、図書カードは今まで通り書店などでの購入に利用できるので、特に何かあわてて対応しなければいけないということはありません。
みなさんにとっては図書カードから図書カードNEXTに利用できる媒体が変わるだけなのですが、金券ショップ業界にとっては単純な媒体の変更とはなりません。
図書カードと図書カードNEXTの違いについてざっくりまとめました。
概要 | 図書カード | 図書カードNEXT |
---|---|---|
素材 | プラスチック | 紙 |
残高確認方法 | パンチ穴で概要を把握 機械に通せば詳細の金額が分かります | QRコードで詳細金額を確認可能 |
利用履歴 | 確認不可 | PC・スマートフォンから確認可能 |
有効期限 | なし | 10年 (カード裏面に印刷済み) |
カードデザイン | ピーターラビットシリーズ 名画シリーズ ページシリーズ 500円カード その他オリジナルカード | ピーターラビットシリーズ 東山魁夷シリーズ 富士山シリーズ |
カードデザインにも若干の変化があります。今まで通り販売されるのはピーターラビットシリーズのみで、図書カードとして馴染みの深い名画シリーズやページシリーズ、500円カードのデザインは、東山魁夷シリーズと富士山シリーズに変更になるようです。
また、ピーターラビットシリーズも全く同じデザインというわけではないようです。
ピーターラビットシリーズ|1000円・3000円・5000円
女の子に大人気のピーターラビットシリーズです。額面は1000円、3000円、5000円と幅広く用意されています。
名画シリーズ|1000円・3000円・5000円・1万円
シックなデザインで誰が持っていてもおかしくありません。金券ショップが仕入れをした図書カードは大抵名画シリーズになります。額面は1000円、3000円、5000円、1万円とこちらも幅広く用意されています。
ページシリーズ|1000円・2000円
1000円の図書カードでは流通している数はそれほど多くありませんが、2000円の図書カードは全てこのタイプになるので、よく見かけるかもしれません。額面は1000円、2000円があります。
500円カード|500円
500円の図書カードは全てこのデザインになります。子供会などで配ることの多いカードなので、見たことがある人も多いのではないでしょうか?
ピーターラビットシリーズ|500円・1000円・3000円・5000円
女の子に大人気のピーターラビットシリーズは額面に500円を追加しての登場のようです。額面は500円、1000円、3000円、5000円があるようです。
東山魁夷シリーズ|1000円・3000円・5000円・1万円
名画シリーズの代わりとして用意されたシックなデザインで誰でも持てるシリーズには昭和を代表する日本画家の1人東山魁夷さんが採用されたようです。名画シリーズに比べてより日本的なデザインになっています。
額面は名画シリーズと同様に、1000円、3000円、5000円、1万円が用意されています。
富士山シリーズ|1000円・2000円
ページシリーズの代わりとして用意されたデザインも日本推しのようです。日本といえばやっぱり富士山ですよね。「1富士2鷹3なすび」ともいいますし、卒業や入学などお祝いの季節に人気が出そうです。
金券ショップにも全国的な組合があるのですが、今のところは多くの金券ショップで図書カードNEXTの店頭買取は行わないという意見になっているようです。
私が働いている金券ショップも組合に加盟しているのですが、そこで得られた情報では金券ショップでの買取対応は不可となる見込みです。
ただ、この記事を書いていて分かったのですが、QRコードでいつでも残高が確認できるので、金券ショップの工夫次第で買取をすることも可能なのではないかと思っています。
有効期限が10年となっていますが、10年も期限があれば簡単に売りさばくことができますから、商材としては十分買取見込みがあると考えています。
ただ、残高の確認などで手間がかかってしまいますから、買取をする金券ショップが出てきたとしても買取率は確実に低くなると思います。どうでしょうか。80%~85%ぐらいなら買取する金券ショップが出てきても不思議ではありません。
図書カードNEXTが販売されたため、実際に図書カードNEXTを購入して残高の確認方法を調べました。これから図書カードNEXTの残高確認方法についてお知らせします。
図書カードNEXTの残高は図書カードNEXT残高確認ページで確認できます。
2016年10月30日更新:図書カードNEXT残高確認ページへのリンクを修正しました。
図書カードNEXT公式ページから残高確認ページへのリンクも貼られています。
現在こちらのリンクでは文字化けしてしまうので、図書カードNEXT残高確認ページをご確認いただいた方が便利です。
図書カードNEXTの残高を確認するためには、ID番号とPIN番号が必要になります。実際に図書カードNEXTを利用する際に書店で読み取りをする箇所は真ん中の黒い■の部分です。ひとまず図書カードNEXTの裏面は↓の画像のようになっています。
図書カードNEXTのID番号は右上に、図書カードNEXTのPIN番号はID番号の下側にあります。PIN番号を確認するには、目隠しの部分を10円玉で削る必要があります。私は手持ちに100円玉しかなかったため、100円玉を利用したら大変なことになって↓しまいました。
100円玉を利用してPINコードを削ったらPINコードの一部印刷も剥がれてしまいました。
「1831」か「1851」ですね。私の感では「1851」ではないかと思います。仕方がないので両方入力することにしました。まずは「1831」からです。
はい、ダメでした。これで「1851」でも残高の確認ができなかったら大変です。気を取り直してやってみます。
無事残高の確認ができました。利用履歴がある場合は下の部分に利用履歴も出てくるようです。正直な話結構手間がかかったので、金券ショップでの買取額はあまり期待しない方がよさそうです。
ここまで読んでいただいて「もう金券ショップで図書カードが買えなくなってしまうのか」と思った方も多いと思います。でも金券ショップでは図書カードNEXTになっても商品がなくなってしまうことはありません。
以前の記事「金券ショップで図書カードを購入して節約|金券ショップの図書カード相場情報」でも紹介していますが、図書カードと同様に図書カードNEXTもあるルートから金券ショップで仕入れができるようになっています。
読書好きな方に少しでも安く本を購入してもらえるよう、金券ショップは今後もご協力させていただけますので、今後ともぜひご利用よろしくお願いします。
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金券ねっと!
今回は図書カードNEXTを紹介しました。図書カードNEXTなどの金券は、通常クレジットカードでの購入ができません。金券ショップを利用する場合もクレジットカードの利用はできないことがほとんどです。
しかし、金券ネットではクレジットカードで金券を購入することができます。もちろん、金券ショップで購入するように安くなるわけではありませんし、配送料などの手数料もかかりますが、ギフト用のチケットを購入したい場合など、こちらの方が便利な場合もあるでしょう。
この記事をご覧の方には【金券ねっと】この記事をご覧の方には「【商品券・ギフトカード他】換金率が高い金券の買取価格相場|金券ショップで売るといくら?」も参考になります。