突然ですが、みなさんは仕事は何をしているでしょうか?
私は金券ショップの店員になる前には法人営業をやっていました。契約する時などに収入印紙を張りますよね。実は金券ショップでも収入印紙を扱っているので、法人のお客様もよく買いにいらっしゃいます。
ただ、契約する予定だった案件がダメになったりした時に買ってしまった収入印紙をどうしようか迷う時はありませんか?私はよくありました(笑)
そんな時は金券ショップに買い取ってもらうのが一番なのです。今回は収入印紙を金券ショップで売り買いする時に注意するポイントを紹介します。
このページをご覧の方は「使う予定のない収入印紙は払い戻しはできないけど郵便局で交換できます」も参考になります。
金券ショップでよく売れる収入印紙は200円と400円です。契約書や領収書に張ることが多いのがこの200円と400円の収入印紙ですね。
基本は200円と400円の収入印紙の在庫を切らさないようにしています。
関連記事「金券ショップで切手の購入・売却をする時に注意する8つのポイント」
金券ショップでは高額印紙の在庫は非常に不安定です。仕入れのルートがお客様からの買取のみになっているので、高額印紙がいらなくなってしまうようなことはなかなかありません。
会社でも在庫をストックせずに、必要な時に購入するようにしているところも多いと思います。パスポートの申請の時でも、大抵は役所の申請窓口のところで買ってしまいますよね。
だからなかなか高額の収入印紙は買取がないのです。
高額の収入印紙が必要になった時は、近くの金券ショップに事前に問い合わせてからいくのがいいでしょう。
もちろんです!大抵はバラで来ることが多いですから、1枚や2枚でも買取しています。大体80%~90%ぐらいが相場なので、200円で160円~180円、400円で320円~360円ぐらいで買取しています。
申し訳ないのですが、裏糊がない場合は買取ができません。金券ショップで購入する方も使用するために購入するので、裏糊がない収入印紙はほとんど売ることができません。
また、郵便局等でも使用済みとして判断されてしまうので、他の額面に交換することもできません。そのため、リスク回避も考えて買取をお断りしています。
意外と知られていませんが、収入印紙も切手やはがきと同じように郵便局で額面の変更が可能です。
特に高額印紙の場合、お店でもいつ売れるか分からないので、人気のある200円や400円の収入印紙に交換してしまうことがほとんどです。
こういう側面もあって、金券ショップでは高額の収入印紙があまりないようにもなっています。
関連記事「使う予定のない収入印紙は払い戻しはできないけど郵便局で交換できます」
郵便局に裏糊がある収入印紙を持っていき、1枚あたり5円の手数料を払うだけで交換してもらえます。例えば、1万円の収入印紙1枚を200円の収入印紙50枚に変更する時は、1万円の収入印紙をもっていき、郵便局の窓口で5円を払うだけで、200円の収入印紙50枚を出してもらえます。
この時に、裏糊がないと、使用済みとみなされてしまい、交換を拒否されてしまいます。
また、ちょっとでも印紙がかけていたりすると、これも汚損とみなされてしまい、交換を拒否されてしまうのです。
そのため、収入印紙の買取はどの金券ショップも割とシビアになっています。
もともと、金券ショップは「古物商許可」を受けて運営しています。中古品のことを古物というのですが、これには盗品や偽造品も多く、警察とも協力して店舗を運営していかなければなりません。
特に、収入印紙は10万円など額面が高いものもあり、偽造品として狙われやすい傾向にあります。
また、当店でも一度あったのですが、会社から収入印紙を頻繁に持ち出して金券ショップに売りにくるといった横領の可能性もあります。
そのため、金券ショップでの収入印紙の買い取りは少し厳しいものになっているのです。通常1万円未満の買取では本人確認証の提示は省略できるのですが、収入印紙の場合には省略しないお店もあったりします。
関連記事「初めて金券ショップに金券を売りに行く前に確認しておく6つのこと」
買取価格を高くするために一番いい方法は「金券ショップがほしい切手の額面を聞く」ことです。
年賀はがきを切手などに交換する前に、必ず買取依頼をする金券ショップに問い合わせをしておくのがポイントです。
近くに金券ショップがないという方でも、金券ショップの郵送買取サービスを利用する手もありますから、金券ショップの店舗検索などからお店を調べてみてください。
生前の切手コレクションが遺品整理で見つかった場合の対処方法も参考になります。
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