最近のお客様に学生さんや若く見える方が多くなってきましたが、再来年4月の内定に向けた就職活動をしている方も増えてきているように感じます。
来年4月の就職の方で早い方は既に内定が出ていることもあるでしょう。
私も10年ほど前には就職活動をしていましたが、ちょうど今ぐらいの時期に内定をもらう会社の面接を受けていました。思い返してみればあっという間です。
さて、首都圏や都市部の会社を目指して就職活動をしている方の中には、新幹線を利用して本社の面接に行く必要がある方もいるでしょう。
私は逆向きでしたが、都内から地方に新幹線を利用して面接を受けに行ったことがあります。
そんな時、学生割引を利用すれば乗車券の料金が2割引になることをご存知でしょうか?
今回は就職活動の際にも便利な新幹線の学生割引(学割)を有効に利用する方法ついてお伝えします。
金券ショップで販売している新幹線回数券の使い方や利用条件についてはこちら
新幹線回数券は金券ショップでかなり売れる商品です。その分問い合わせも多いので、使えない期間、指定席への変更方法、途中下車や乗り越し精算、有効期限、買取価格を高くするコツなど、個別の情報についても詳しく紹介しています。
この記事をご覧の方には「金券ショップでクレジットカードが使えない理由」も参考になります。
[テキスト新幹線]
学割を利用できるのは中学生からなのですが、大学生のように構内に学割証(正式には学校学生生徒旅客運賃割引証)を発行できる機械がないことが多いので、中学生や高校生でも学割を利用できることを知らない方は多いです。
私も中学・高校の頃は親に言われて利用するようにしていましたが、特に学校側から学割についての説明などはなかったように思います。
もしかしたら保護者会とかで案内されていたりするかもしれません。
中学生や高校生が学割を利用する場合は、学校の事務局(大抵は職員室)に申請を出して、必要書類に記入後提出すれば、誰でも貰うことができます。
その後、学校から貰った学割証を持って、JRのみどりの窓口で切符を購入する際に、学生証と学割証を提示すれば、乗車券を通常価格の2割引で購入することができます。
学割を利用する際に注意しておきたいことは、割引になるのはあくまで乗車券のみとなっている点です。
新幹線を利用する際の学割は、特急券は定価での購入となり、乗車券が2割引で購入できることになります。
ただし、片道の営業キロが601km以上ある場合に適用される往復割引のように、学割とは別の条件で乗車券が割引になることがあります。
学割は各種割引と併用されるので、往復割引+学割の併用されれば、1割引(往復割引)のさらに2割引(学割)となり、約28%の割引となります。
学割で安くなるのは「乗車券料金の2割」です。例として、「東京-新大阪」間を新幹線で移動する場合の料金で計算してみます。
「東京-新大阪」を新幹線で移動する場合、定価は14,650円となります。
新幹線を利用する場合の切符料金は、乗車券と特急券の料金を合計した金額になります。内訳は下記の通りです。
乗車券:8,750円
特急券:5,900円(指定席)
この乗車券が2割引になります。つまり、8,750円×0.2=1,750円の割引です。定価から割引価格を引くと、14,650円ー1,750円=12,900円となります。
次に、新幹線回数券の料金を見てみましょう。
新幹線回数券の場合、東京-新大阪間(指定席)は1枚あたり13,690円です。
金券ショップでの値段もそう変わりませんから、東京-新大阪間は学割の方が断然安くなります。
※区間によっては学割より安くなる切符もあります。
最寄りの金券ショップで確認してください。
学割は乗車券料金が20%も安くなる分、購入時や利用時に制限が付いてきます。
学割を利用して新幹線切符を購入する場合に注意することは下記の通りです。
学割を利用して移動するのは、夏休み時期などの長期休暇時が多いと思います。
学校の事務局も長期休暇期間にはやっていないことがあります。
そのため、学割の申請は休み前までに済ませておく必要が出てきます。
今では夏休み中も学校の事務局がやっていたりするかも知れませんが、概ね学校が休みに入る1週間前ぐらいには申請を済ませておくのがいいでしょう。
事務の人も忙しいかもしれませんからね。
また、学割で切符を購入する際はJRのみどりの窓口を利用しないといけません(一部旅行代理店なども可能)。GWやお盆休み、年末年始の期間はみどりの窓口がかなり混んでしまいます。
地域によって違いがあるかもしれませんが、主要な駅でも30分待ちや、ひどい時には1時間待ちという状況も普通にあり得ます。
特に理由がない限り、前日までに切符を購入しておくことをおすすめします。
私は就職活動の際に、学割を利用して新幹線で移動することが多かったのですが、ちょうど春休み時期だったこともあって、「就職したら2度とつかうか!」って思うくらい待たされました。
学割を利用して当日切符を購入するのは、待ち時間が長くなってしまうとかなりのストレスです。
また、不正利用防止のため新幹線の乗車中にも切符と学生証のチェックがあります。
遊びに行く時などは学生証を携帯しておくのを忘れやすいのですが、学生証を持っていないと悲惨な目にあうかもしれませんから注意してください。
※多分ないとは思いますが、場合によっては不正乗車とみなされ、定価の3倍程度の料金を払うはめになることもあり得ます。
最近では社会人学生を見かける機会も増えたように感じます。
学割は学生に認められたサービスですから、社会人学生であっても学割を利用することが可能です。
利用できる場合は使っておいた方がお得です。
大学によって学割の利用回数に制限があると思います。
参考までに、私の通っていた大学は年間10回まで学割を利用することが認められていました。
私の時代でも、大学構内に学割の自動発券機がありましたから、今ではほとんど発券機で対応していると思います。
学生課などに置いてあることが多く、学割の利用には用途も問われません。
旅行の際に学割を利用することもできます。
夏休みや春休みが長い大学生なら、有効に使える機会も多くなると思います。
関連記事「新幹線・電車・バス・飛行機の格安チケットについて」
[新幹線]
金券ショップをよく利用している方の中には、かなり新幹線や在来線の切符に適用されている料金ルールに詳しい方もいらっしゃいます。
そんな方でも新幹線回数券や在来線回数券の乗り越し精算のルールが、通常の切符の料金計算のルールと違うことをご存じない場合もあります。
金券ショップに目的の区間の切符がない場合に、別の区間を買おうとする方もいらっしゃいますが、回数券における乗り越し精算のルールについて誤解していることもあるので、なるべく詳しく利用区間についてヒアリングしています。
たまに鬱陶しそうにされてしまうこともありますが、せっかく安くしようと金券ショップを利用していただいていますから、損をさせるわけにはいきません。
ご面倒かもしれませんが、一緒にどうしたら料金が安くなるのかを考えさせていただければ嬉しく思います。店頭でもちょっとだけお付き合いいただければ幸いです。
金券ショップを利用するより安く新幹線格安チケットを購入する方法はこちら
遠出をする方の中には、現地でホテルを利用する方もいると思います。
新幹線を利用する時にJRで切符を購入する場合、長距離で安くなるのは往復割引ぐらいです。
しかし、[テキスト新幹線]
もし、切符を金券ショップで購入済みという方でも、ホテルの代金を安くする方法もあります。
ホテルの予約は[テキストホテル]
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