私が金券ショップで働く前のことですが、会社でもらったJCBギフトカードを金券ショップに持って行ったとき、80%買取率を提示されたことがあります。
”金〇くん”という全国展開している金券ショップだったのですが、当時は「金券ショップなんてこんなものか」とがっかりしたものです。
地方都市や田舎に住む方は、近くに金券ショップがないこともあるでしょう。もしかしたら、金券ショップが1件しかなくて価格比較ができないという方もいるかもしれません。
ですが、金券は郵送での買取が可能です。ただ、送料や振込手数料はかかります。それでも、非常に便利な仕組みなので、もっと多くの方に利用してもらいたいと思っています。
今回は、金券ショップの郵送買取についての紹介と、信頼できるお店もご案内します。
この記事をご覧の方は「金券ショップで切手の購入・売却をする時に注意する8つのポイント」も参考になります。
金券ショップはリサイクルショップの一種で古物商というカテゴリになります。
ちなみに、金券ショップの郵送買取は古物営業法でも認められています。
古物商は、事業の性質から盗品や偽造品が持ち込まれる可能性のある商売です。
そのため、古物商の許可申請は国家公安委員会が管轄し、警察が処理を代行しています。
この関係で、買取の際に住所や氏名の記載や免許証等の本人確認証が必要になるのです。
郵送買取は、古物商では非対面取引とされていて、警視庁が本人確認方法のガイドラインを示しています。
基本として、住民票に記載された本人口座に振込となっています。
送料と振込手数料、住民票発行手数料はお客様負担となるのが普通です。
1,250円以上の価格差がある場合、郵送買取を利用するメリットが発生します。
買取金額でいうと、5万円ぐらいが目安になるでしょう。
もちろん、近場の金券ショップでは買取不可の商品もあるので、これだけが条件になるわけではありません。
が、目安としてはこのぐらいで考えておくといいでしょう。
郵送買取では、送料、振込手数料、住民票発行手数料がお客様負担となります。
これらを負担してもらうことで、金券ショップも店頭買取と同じ買取金額を提示しても赤字にならないためです。
送料はレターパックプラスの510円、振込手数料は432円、住民票発行手数料は300円ぐらいになるので、合計金額は1,242円となります。
510+432+300=1,242
1,250円以上の価格差が発生する場合は郵送買取を利用した方が受取金額が大きくなると考えていいでしょう。
5万円以上の買取金額になると、1,250円以上の価格差が発生しやすくなります。
地方都市や田舎の金券ショップと、東京など首都圏の金券ショップでは買取率に2%程度の差があることもざらにあります。
5万円の2%は1,000円なので、5万円以上の買取金額になると、郵送買取を利用する目安となる1,250円の買取価格差が発生しやすくなるのです。
金券ショップの買取金額を調べる際には、近場の金券ショップだけでなく、郵送買取が利用できる都内の金券ショップの買取価格も調べるといいでしょう。
信頼できる金券ショップはこちら⇒チケットモモ
郵送買取を利用したことがない方は、金券を郵送した後、本当に買取金額が振り込まれるのか不安を感じる人もいるでしょう。
その感覚は当然で、郵送買取の性質上、先に商品を送る必要があります。送付後になんだかんだ理由をつけて買取率を下げてくるような金券ショップもないとは言い切れません。
そこで、金券ショップの店員として全国の金券ショップと取引した私が、信頼できる金券ショップを紹介したいと思います。
信頼できる金券ショップは⇒チケットモモさんです。
残念ながら私のお店ではありません。が、社長の柳さんも非常に良い方で、信頼できます。
また、買取金額も全国の金券ショップでも高めで、買取金額が振り込まれるまでのタイムラグもほとんどありません。
チケットモモさんは東京の飯田橋にある金券ショップです。
飯田橋には他に金券ショップが出店していませんが、チケットモモさんは数十年店舗を運営しているベテランです。
全国展開しているお店ではありませんが、全国の金券ショップとの取引があり、東京都内の金券ショップでもかなり力を持っている金券ショップです。
チケットモモさんの価格を参考に買取金額を決めている金券ショップも多く、プライスリーダーでもあります。
都内最高価格とはいかないでしょうが、安定して高価買取を実施している店舗です。いつ買取依頼をしても応えてくれるでしょう。
チケットモモさんでは、買取金額の振込を、商品の到着翌日厳守となっています。
私も自分の店舗で余っている金券の買取依頼をすることもありますが、商品到着当日の振込が基本で、遅くて商品到着翌日となるレベルで早い振込となっています。
これは何度も取引してきた中で一度も破られたことがありません。
チケットモモさんのサイトに明記されていないのですが、私が店舗として取引している際には、買取金額を高い方にしてもらえていました。
どういうことかというと、チケットモモさんでは、消印日の買取価格を適用するのが基本ルールです。
なので、本日発送した商品の買取価格が、明日には下がってしまっていても、本日の買取価格を適用してもらえるということです。
私がお店だからかもしれませんが、翌日の買取価格が上がっていた時には、翌日の買取金額で処理してもらっていました。
つまり、こういうことです。
発送日の買取価格>到着日の買取価格⇒発送日の買取価格で処理
発送日の買取価格<到着日の買取価格⇒到着日の買取価格で処理
高い方の買取価格で処理してもらえるのです。このようなサービスがあったので、安心して金券を送ることができました。
ここまで買取依頼主に有利な対応をしてくれる金券ショップは他にないと断言できます。
※チケットモモさんのサイトに明記されていないので、公に実施されているサービスではない可能性があります。
郵送買取の際に必要なものは下記の通りです。
買取依頼を行う金券が必要になるのはもちろんですが、住民票(写し)も郵送買取では必要になります。
“写し”といっても、コピーではありません。住民票は原本が役所に保管されているので、発行される住民票が必然的に“写し”になるだけです。
2回目以降なら免許証のコピーを可能としている金券ショップも多いのですが、一般的に住民票(写し)は発行日から3ヶ月以内のものを有効とするので、毎回発行しておいた方が無難です。
事前に買取依頼をする店舗に問い合わせてもいいでしょう。
金券ショップが用意している依頼用紙です。チケットモモさんの買取依頼票はこちらから印刷できます。
買取依頼をする金券の情報だけでなく、住所や銀行口座の情報が必要です。住所はともかく、銀行口座の情報がないと振込ができません。
チケットモモさんはゆうちょ口座からの振込ではないので、ゆうちょ口座を利用している方は、支店名も必要になります。
記号番号しか分からない方は、ゆうちょ銀行公式サイトで検索も可能です。
また、振込金額からは振込手数料が差し引かれます。チケットモモさんでは一律432円です。
金券の郵送買取では、受領印を押せる発送方法以外を受け付けていません。
定形郵便やレターパックライトでは、郵便物が届かない郵送事故の可能性が高くなるためです。
郵送事故は大体500回に1回ぐらいの可能性ですが起こります。
また、郵便物の中身が金券であることは、比較的容易に判別できるので、対面手渡しとなるレターパックプラスや簡易書留で発送しないと高確率で郵送事故になるでしょう。
レターパックプラスは510円、簡易書留は392円からです。
金券は意外と重いので、レターパックプラスの510円を送料として考えておくといいでしょう。
詳細はチケットモモさんのサイト「金券買取の流れ」を参照ください。
チケットモモさんのTOPページでも振込の遅い業者は要注意と記載があります。
これはアク〇スチケットさんのことです。
私のお店でも取引しているので、あまり悪く言えませんが、郵送買取を依頼してから、一週間や二週間、買取金額が振り込まれないという話を非常によく耳にします。
実際、私のお店で取引している時も、明らかにCFに問題がある取引内容だったこともあります。
恐らく、一般客からの買取商品は、店頭で販売してから買取金額を支払っているのでしょう。
私はお店だったので、こういった扱いは受けたことがありませんが、正直郵送買取でおすすめできる業者ではありません。
最近では銀行からの借入などでCFが安定してきたという話も聞きますが、非対面取引で利用するにはやや危ない業者という印象が強くあります。
関連記事「初めて金券ショップに金券を売りに行く前に確認しておく6つのこと」
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今回は金券ショップの郵送買取を紹介しました。基本的に、金券はクレジットカードでの購入ができません。
金券ショップを利用する場合もクレジットカードの利用はできないことがほとんどです。
しかし、金券ネットではクレジットカードで金券を購入することができます。
もちろん、金券ショップで購入するように安くなるわけではありませんし、配送料などの手数料もかかりますが、ギフト用のチケットを購入したい場合など、こちらの方が便利な場合もあるでしょう。
この記事をご覧の方には【金券ねっと】この記事をご覧の方には「【商品券・ギフトカード他】換金率が高い金券の買取価格相場|金券ショップで売るといくら?」も参考になります。