新幹線よりも安く往復できて、日中を有効活用できるので、夜行バスは体力に自信のある若い人たちを中心に人気があります。東京と名古屋の往復便もあり、名古屋近辺に住んでいる人が東京のコンサートや東京ディズニーリゾートに遊びに行くときの足として便利に使われています。
人気のあるアーティストは全国公演で東京の後に名古屋、または名古屋の後に東京といった具合にコンサートを続けて開催することもあります。ファンの人は夜行バスに乗って次のコンサート会場へ移動することもあるでしょう。
また、古い町並みと美しい庭園が残る京都は仕事で疲れた東京人の絶好の憩いの場でもあり、ストレス解消に京都へふらっと旅に出る東京人からも夜行バスは重宝がられています。
今回は名古屋や京都と東京を往復する夜行バスを少しでも安く、快適に利用する方法を5つご紹介いたしましょう。
この記事をご覧の方には「金券ショップで格安高速バスチケットが買えない4つの理由|高速バスの予約ならバスブックマーク」も参考になります。
東京と名古屋や京都の間を夜行バスで移動したいのであれば、インターネットで検索してみましょう。「夜行バス」「格安」「東京」「名古屋」または「京都」などのキーワードを使って検索します。検索結果を料金の安い順に並び替えれば、できるだけ安く移動できる夜行バスを探せます。
大手のバス会社だけでなく、聞いたこともないようなマイナーなバス会社も東京と名古屋や京都までを結ぶ夜行バスを運行していて、大手のバス会社よりも安いことがあります。
夏休みやお盆の時期などみんなが長期休暇を取れるシーズンは、多少時間がかかっても料金の安い夜行バスを家族で利用する人もいて、いつも以上に混雑します。
メジャーなバス会社では3カ月前から予約が埋まっていることもありますが、多少マイナーなバス会社であれば、まだ予約ができることもあります。
夜行バスを安く利用するための方法は、とにかく早く準備することです。バス会社によっては早割キャンペーンや夏休みの特別キャンペーンなどを実施していることがあり、早めに夜行バスの情報をチェックしていれば、キャンペーンを上手に利用して料金を安くできることもあるからです。
急に出かけることになったものの夜行バスの座席がすでに予約でいっぱい出会った時は、直行便だけでなく乗継便も探してみましょう。乗り継ぎの合間に観光もちょっとできたりして、楽しい思い出がプラスされることでしょう。
お盆や年末年始は夜行バスのハイシーズンで、家族で一緒に移動する人もいますから、いつもより混雑します。長距離バスや夜行バスの運賃はある程度の幅をもって設定することが運輸局によって許可されていますから、ハイシーズンの夜行バスの運賃は高くなる傾向があります。それでも自分で運転していくより夜行バスを利用するメリットがあります。
例えば、ハイシーズンでは有名遊園地や温泉、ケーブルカー、スキーリフトなどの割引券がもらえることがあります。特に東京ディズニーリゾートは、名古屋や京都からも1デーパスポートが付いているプランがあり、夜行バス会社のスタッフからチケットをもらえるので窓口で延々と並ぶ必要もありません。
ハイシーズンの移動は渋滞がつきものです。トイレ設備のある夜行バスにすれば、運転中に渋滞にはまってもトイレの心配がないので、子ども連れでも安心です。長距離ドライブは気も使いますし、渋滞にはまると余計に疲れがたまりますが、バスであれば家族みんなが平等にゆっくりできるのもメリットでしょう。
これが夜行バスの最大のメリットと言えるかもしれません。夜行バスであれば、仕事が終わってからバスに乗り、バスの中でゆっくり休んで寝ている間に目的地まで連れていってもらえます。目的地に着いたら朝から帰りのバスの時間まで目いっぱい遊べますから、日帰り旅行でも家族みんなで十分に楽しめます。
2016年1月に軽井沢のスキー場へ向かう夜行バスが崖から転落する事故がありました。夜行バスを使った格安ツアーの乱立で、運転手の健康管理や技術指導がおろそかになっていると指摘された事件でもあります。事故後、夜行バスの安全性は改善されたのでしょうか。
国道交通省は、夜行バスや高速バスを運行する会社に対して、今までも定期的に安全性に問題がないかチェックを行ってきました。職員の数が足りず、何度も大きな事故を起こしてしまったことを反省して、日本バス協会にも協力してもらって、数台のバスで運営しているような小さなバス会社へのチェックも徹底できるようにしています。
運転手の適性検査や健康管理が正しく行われているか、バスの整備状況に問題はないかなど細かく安全対策を書類審査と訪問調査の両面からチェックし、取り組みが十分であるバス会社をセーフティバスとして認定する制度を作りました。
2017年6月時点で、1,000社以上のバス会社がセーフティーバスの認定を受けています。
また、国土交通省は夜行バスや高速バスを運行するには路線バスの免許を取ることを義務付け、安全に問題があるのになかなか改善しようとしないバス会社の免許更新を受け付けなかったり、免許を取り消す行政処分なども行っています。
行政処分を受けたバス会社は国土交通省のサイトの「事業用自動車の安全対策」→「行政処分情報(ネガティブ情報の公開)」→「事業者の行政処分情報検索」から調べることができます。
夜行バスは寝ている間に目的地に着けるので時間を節約できますし、新幹線や自家用車で高速道路を使って移動するよりもずっとリーズナブルなことが多いです。
しかし、安さばかりを追及していると安全性に問題のある夜行バスに家族を乗せてしまい、悲惨な事故の犠牲者にしてしまう可能性もありますから、値段だけで夜行バスを選んでしまうのは危険です。安さと安全性はトレードオフであることを忘れないでください。
あまり聞いたこともないバス会社で、料金がほかのバス会社よりも大幅に安い場合は、安全性を犠牲にしている可能性があります。もちろん、安全性を犠牲にせずにほかの部分でいろいろな工夫をして料金の引き下げに成功しているバス会社もあります。
危険なバス会社と安全なバス会社を見分ける指標になるのは、国土交通省の国土交通省ネガティブ情報等検索サイトです。自分が乗ろうとしている夜行バスの事業者名を入力すれば、最近行政処分を受けたことがあるかどうかを確認できます。
行政処分を受けていなければ絶対安全だというわけでもありませんが、安全性に問題のある夜行バスに家族を乗せるリスクを減らすことはできます。
しかし、夜行バスの安全性について過剰に心配する必要はありません。高速道路での事故率を調べた研究によると、高速道路での普通自家用車の事故発生率が全体の%を占めているのに対し、高速バスの事故率は全体の1%あるかないかというレベルだからです。
夜間に移動したいのであれば、夜行バスは自分で運転するよりも安全です。
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