年末年始の帰省に高速バスや深夜バスを利用した人も多いのではないかと思います。
私も高速バスを利用したことがありますが、やはり値段が新幹線などと比べても格段に安いのが魅力ですよね。
ただ、年末年始だと青春18きっぷの利用期間も重なっています。
なので、帰省のための交通費を節約しようと思ったら、青春18きっぷのバラ券を金券ショップで購入して利用するのが一番安くなる方法かもしれません。
でも、在来線で長距離を移動するのはなかなか大変で、電車が混んでいたら座れない可能性もあります。
できれば楽に移動したいという方は座っていれば目的地に到着する高速バスでの移動の方が合っているかもしれません。
深夜バスなら寝ている間に目的地に着きますし、どこでも寝れる人ならかなり時間を有効に使えるのではないでしょうか?
高速バスの魅力は値段の安さと、予約すれば必ず席に座れて移動の必要がないことだと私は思っています。
在来線で長距離を移動する場合は、乗換のタイミングなどもしっかり調べておかないと中途半端な駅で立ち往生することになったりしますから、事前にしっかりルートを決めておかないといけませんよね。
高速バスならそういった下調べは不要ですから、ずぼらな人にもいい移動手段かもしれません。
さて、私のお店でもよく高速バスの格安チケットについてお客様から問い合わせをいただくことがあるのですが、今では金券ショップで高速バスの格安チケットを購入することはかなり難しくなっています。今回はその理由についてお話しします。
この記事をご覧の方には「高速バス乗車券とは|金券ショップで取り扱いのある商品一覧」も参考になります。
高速バスや深夜バスを利用しようと思った人で、金券ショップでチケットを購入することを考えた人も多いのではないかと思います。
ただ、ほとんどの人は目的の高速バスの路線がなかったりと、金券ショップで格安高速バスチケットを購入できなかったのではないでしょうか?
何年か前は深夜バスなどでも格安チケットを金券ショップで販売していて、格安高速バスを利用する時に金券ショップでチケットを購入する人も多かったと思いますが、最近では格安高速バスチケットを取り扱っている金券ショップが減ってきていると思います。
この理由は2012年4月29日の関越自動車道高速バス居眠り運転事故が大きなきっかけになっています。
この事故で、金券ショップなどでも取り扱っていた高速ツアーバスは廃止され、高速路線バスに集約されることになっています。
これを機に金券ショップで取り扱いができる格安高速バスチケットがほとんど姿を消してしまいました。
今でも金券ショップでは格安高速バスチケットを販売しています。
ただ、深夜バスなどの高速バスに関しては、回数券などの販売がほとんどなくなってしまったため、基本的には昼行バスの格安チケットを販売するようになっています。
ただ、ほとんどの高速バスは深夜バスのみではなく、昼行バスでもバス会社や旅行会社が直接乗車券を販売する形式が増え、回数券などの割安な乗車券はほとんどの路線でなくなってしまっています。
今でも金券ショップで販売されていて、私のお店でも販売している高速バスチケットに、JR高速バスの回数券があります。
JR高速バスは昼行のみを対象として回数券を各区間で販売しているので、これのバラ売りチケットが金券ショップでも出回っています。
現状金券ショップで販売している格安高速バスチケットはほとんどがJR高速バスの回数券をばら売りしたものになっているはずです。
最初に高速バスのチケット販売が直接販売に切り替わってきたという話をしています。
今は高速バスの運営会社の間でも、お得な回数券などを販売することよりも、直接販売やポータルサイトとの提携に力を入れています。
できる限り直接販売を増やして、自社の収益性をよくしようという試みで、格安回数券の販売は今では時代遅れという見方が多数派です。
お得な回数券を販売しているJR高速バスでも、高速バスネットなどのインターネット予約サイトで往復割引での販売などもしています。
JR高速バスでも区間によっては高速バスネットなどのインターネット予約サイトで往復割引を適用した方が安くなる場合もありますから、今後ますます金券ショップで格安高速バスチケットを買うのは難しくなってくるでしょう。
私のお店だけかもしれませんが、金券ショップでは高速バスチケットがあまり売れない傾向にあります。というのも、高速バスの割安感は昔に比べて大分なくなっているからです。
冒頭にもありますが、金券ショップで少しでも交通費を安く済ませようとする人だと、大抵の人は青春18きっぷの利用を真っ先に考えますし、高速バスは渋滞などの影響で到着時間に大幅な遅れが出ることもあります。
そのため、高速バスを利用する人は時間に大分余裕を持っていなければならないなどの制約もついてきます。
この時間が正確ではないという高速バスの欠点が、金券ショップを一番利用しているビジネスマンの方々と少し相性の悪い商品になってしまうのです。
金券ショップを利用するお客様の多くの方はビジネスマンだと思います。
なので、到着時間がはっきりしないという点で金券ショップの客層と相性があまりよくない商品なのですが、実はそれだけではありません。
以前格安高速バスチケットが金券ショップで販売できていた時期でもそうだったのですが、高速バスを利用するための一番肝心な予約に関しては、金券ショップは対応してくれません。
金券ショップで販売している商品のほとんどが粗利率の低い商品で、それは以前販売していた格安高速バスチケットに関しても同じでした。
なので、予約をお客様の代わりに取るなどの手間をかけてしまうと、チケットの販売で得られる利益がなくなってしまうため、金券ショップではあくまでもチケットの販売のみで、予約対応などはお客様にやってもらうという形式でした。
ここがサービスとしては微妙になってしまう点で、よほど定価より安くなるチケットでないと、お客様も購入してくれない商品になってしまっていました。
今販売しているJR高速バスの回数券も、予約対応に関してはお客様にやってもらうことになるので、わりかし頻繁にJR高速バスを利用する方でないと、購入しづらい商品になっています。
ただ、先ほど紹介した高速バスネットでJR高速バスを予約して、支払いを受け付け窓口などに設定しておけば、予約後に回数券を購入して、その回数券を支払いに充てることができるので、高速バスのネット予約に詳しい方なら意外と利用できるサービスになっています。
※高速バスネットではJR高速バス以外のバスも予約できるようになっているので、区間や運営会社などをよく確認してから利用するようにしてください。
回数券を利用した高速バスの予約だと、利用までの流れが↓のようになります。
先ほど紹介したJR高速バスの回数券を購入する前に席を予約する方法を利用すれば、席の予約を先にできますが、利用に詳しくないほとんどの方は上記の流れになってしまいます。
これがインターネットを利用した予約では↓のようになるので非常に簡単です。
高速バスを利用する時の流れが自然になっているので、高速バスチケットの予約はインターネットと非常に相性がいいものになっています。
高速バスを利用する方が探している区間はかなり多岐にわたっています。これも金券ショップでの販売とは少々相性が悪くなっています。
金券ショップの店頭で販売する商品を選ぶ基準の1つに有効期間内にある程度の数が売れる区間のみ扱うというものがあります。
これは新幹線回数券や在来線格安回数券の金券ショップでの品ぞろえを見れば分かるように、基本的に売れる区間しか取り扱っていません。
高速バスの路線重要は様々なので、ポータルサイトなどのインターネット予約サイトのように多くの区間を取り扱っていた方が売れる可能性が高くなるものなのですが、最低でも回数券の有効期限内に売り切れるぐらいの需要が必要になります。
売れ残りが出てしまうかもしれない区間は金券ショップでは取り扱えないので、この点でも相性の悪い商品となっています。
関連記事「新幹線・電車・バス・飛行機の格安チケットについて」
業界最多!全国約250路線の600以上の便から
深夜高速バスを一発検索可能。
価格比較、シートタイプなど
自由自在な高速バスを選べます。
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格安高速バスチケットが金券ショップで購入できない理由もいろいろありますが、金券ショップでチケットを購入するより、もっと手軽に高速バスの路線検索も予約も格安にできるネットサービスがあるというのが一番の理由だと思います。
バスブックマークでは↓の1番目の画像のようにTOPページから簡単に路線検索ができるようになっていますし、2番目の画像のようにエリアから検索することもできます。
また、3番目の画像のようにクレジットカード決済、コンビニ決済、ネットバンク決済と決済方法も多彩で、特にコンビニ決済が可能であれば、高校生などクレジットカードを持てない未成年でも支払いまで簡単にできます。
高速バスの簡単予約サイトであるバスブックマークでは、支払いにクレジットカード決済、コンビニ決済、ネットバンク決済など多彩な決済方法を利用できます。
この中でも、コンビニ決済なら高校生などクレジットカードを持てない未成年でも支払が簡単にできるのでおすすめの支払い方法です。
高速バス比較サイト【バスブックマーク】もおすすめです。この記事をご覧の方には「金券ショップの新幹線回数券だけじゃない!?新幹線格安チケットを購入する方法」も参考になります。