入学祝いのランドセルや成人式のスーツやコート、着付けなどで訪れることもある百貨店ですが、最近ではデパ地下スイーツやデパ地下グルメなどがメディアで特集されることもありますよね。
意外とデパ地下で売っている商品は質がいい割にお買い得なことが多く、節約志向の方にもおすすめできる商品もたくさんあります。
今回は全国百貨店共通商品券(全百)の基本情報をはじめ、使い方や使えるお店、購入方法、購入可能場所、金券ショップでの買取価格や換金率を紹介します。
全国百貨店共通商品券は額面が1,000円のものだけ発行されています。また、利用時にお釣りが出ますし、有効期限もありません。
金券ショップでの販売価格は985円~995円程度、買取価格は960円~980円程度です。金券ショップで購入できますし、買取・換金も簡単です。都心の金券ショップほど換金率が高くなるでしょう。
ここで紹介する商品券以外にも、百貨店ギフトカードやイオン商品券、セブン&アイ共通商品券、ドン・キホーテ商品券などがあります。また、JCBなどのギフトカードも人気です。
この記事をご覧の方には「【商品券】を金券ショップで購入|チケットショップの販売価格相場」も参考になります。
全国百貨店共通商品券とは、その名前の通り全国各地の百貨店で共通して使用することができる商品券です。
基本情報 | 摘要 |
---|---|
名称 | 全国百貨店共通商品券 ※略称は「全百(ぜんひゃく)」 |
発行会社 | 日本百貨店協会に加盟する全国の百貨店 |
券種 | 1,000円 |
有効期限 | なし |
お釣り | 出る(券裏面には不可と記載) |
使えるお店 | 日本百貨店協会に加盟する全国の百貨店で利用可能 ※一部テナントなどで利用不可の場合あり |
購入場所(例) | 各百貨店の商品券販売サロン 金券ショップ 楽天ストアー・ヤフオク 【金券ねっと】 |
全国百貨店共通商品券は、日本百貨店協会に加盟している百貨店なら、どこでも使用できるのが魅力です。
例えば、高島屋で全国百貨店共通商品券を購入して、西武百貨店で使用する、という使い方もできます。
額面は1,000円のみですが、百貨店で使えるので幅広い買い物に利用できます。
プレゼントでもらった時は、高額の商品を購入する際に使用して、現金の負担を減らすこともできるでしょう。そのため、お中元やお歳暮など贈答用にも適しています。
全国百貨店共通商品券を贈答用で購入する場合は、百貨店のサービスカウンターがおすすめです。
お住まいの地域の最寄りの店舗がどこにあるのかは利用可能店舗一覧から確認できます。
ここでは熨斗も無料ですし、小箱に料金もかからないところが多いです。また、ラッピングなどもしてもらえます。なお、ここでの購入方法は現金のみになるので注意してください。
全国百貨店共通商品券は利用時にお釣りが出ます。また、有効期限もありません。
全国百貨店共通商品券の裏面にはお釣りを「原則として出さない」と記載されていますが、実際には全ての百貨店でお釣りを出しています。この理由はイメージ戦略にあります。
百貨店で買い物をする方の多くは主婦層です。最近では共働き世帯も多くなりましたが、買い物で主導権を握るのは、今でも女性の方が多いでしょう。
一般的に、女性の方が現実的で、メリットやデメリットに対して敏感であることが多いです。
なので、イオン商品券やセブン&アイ共通商品券ではお釣りが出るのに、全国百貨店共通商品券ではお釣りが出ないとなると、それだけで百貨店のイメージが悪くなってしまうかもしれません。
百貨店のブランド価値を高めるために発行している商品券で、イメージダウンしてしまっては本末転倒です。
そうならないよう、全ての百貨店で、全国百貨店共通商品券の利用客にお釣りを出しているのです。
全国百貨店共通商品券には、あまり知られていないお得な使い方があります。
金券ショップをよく利用するお客さんで金券に詳しい方でも、なかなかこの方法を知っている人は少ないので、このお話をすると喜ばれることが多いです。
これはお客様に教えてもらったのですが、全国百貨店共通商品券と友の会の割引を併用することも可能です。
百貨店には友の会というシステムもあって、基本的には毎月積立式でお金を貯めておき、ボーナスの付いた商品券や買い物カードに引き換えしてもらえるものです。
百貨店によっては3%~5%もの割引を受けられることもあります。
その割引も受けつつ、全国百貨店共通商品券で支払いもできるので、2重に割引を受けることになりお得です。
ほとんどの百貨店ではポイントカードも発行しています。
ちなみに、全国百貨店共通商品券の利用時にもポイントは普通に貯まります。JCBギフトカードなどを利用した場合は、ポイントが付かないことが多いので、扱いが優遇されていると言えますね。
また、百貨店には外商というシステムもあって、大口のお客様には優先的に商品を割安で売ってくれたりもします。金券ショップを利用するお客様には外商を利用している方も大勢いますよ。
全国百貨店共通商品券にも購入できない商品があります。百貨店で扱われていない商品はもちろんですが、扱われている商品の中にも、例外として商品券の使用が不可になるケースがあるのです。
商品券では金券やその他指定商品は購入できないのが普通です。今では電子マネー等への入金もできません。他にも、各百貨店が指定する独自の商品で利用できないこともあります。
商品購入前に予め全国百貨店共通商品券が利用可能か確認しておく方が無難でしょう。
気になる点といえば、お店が倒産した場合に使えなくなるというリスクです。一応商品券の発売元が倒産した場合には2カ月程度の返金期間が設けられます。
ただ、いろいろな百貨店で使えるうえにそのほとんどが大規模な企業で、高島屋や伊勢丹が倒産することは今のところ考えられません。有効期限を気にする必要はないでしょう。
最近では、百貨店ギフトカードというチャージタイプの商品券も販売されています。ただ、今のところ金券ショップでの換金率が悪いため、ギフト用としての人気もそこまで高くありません。
また、紙幣タイプの商品券をなくす動きは今のところないので、入手しても3年、5年といった長い視野で使い道を検討することができるでしょう。
現在使用できる店舗の数は、全国で約500店舗、北海道から沖縄まで百貨店が出店しています。
また、パルコ(18店)、イズミヤ、近鉄プラザ(近商ストア)、天満屋ストアなど、百貨店協会に加入している店舗では利用できます。
ただし、店舗内のテナントでは利用できない場合もあるので注意してください。
具体的に利用できる百貨店は日本百貨店協会の公式サイトでも確認できます。
店舗情報をスキップして「スーパーやショッピングモールでは使えないので注意」へ
埼玉県・千葉県|関東地区|全国百貨店共通商品券が使えるお店一覧表
茨城県・栃木県・群馬県|関東地区|全国百貨店共通商品券が使えるお店一覧表
滋賀県・京都府・奈良県・和歌山県|近畿地区|全国百貨店共通商品券が使えるお店一覧表
全国百貨店共通商品券は、イオンやイトーヨーカドー、ららぽーとなどの大規模なショッピングモール、その他スーパーでは利用できません。あくまで百貨店での利用に限定されています。
例外としては大規模な商業施設を展開しているパルコ、関西を中心に店舗展開をしているスーパーのイズミヤなどが挙げられます。
このように基本的には百貨店のみ。このあたりは全国で使用できるお店が100万店舗を超えるといわれるJCBギフトカードに比べるとマイナス評価になるかもしれません。
全国百貨店共通商品券の金券ショップでの販売価格は985円~995円程度です。額面の98.5%~99.5%で販売されています。金券ショップの立地による販売価格は下記の通りです。
金券ショップの立地 | 販売価格(額面%) |
---|---|
首都圏・大都市圏 | 990円~995円 (99%~99.5%) |
地方都市・田舎 | 985円~990円 (98.5%~99%) |
この数字を見てもいかに評価の高い商品券かがうかがえます。金券ショップで安く購入しようと考えている方は、2%以上の割引はまずあり得ないと思っておいた方がいいでしょう。
ただ、金券ショップの価格は需要と供給のバランスで決まりますから、近くに百貨店がない、使う機会がない、といった需要が少ないエリアでは、もう少し安い販売価格になっていることもあります。
それでも98%(980円)を割り込むことはまずないでしょう。
高額な商品を購入する際にまとめて商品券を使いたい、といった場合なら少しの割引でもメリットが得られるのではないでしょうか。
全国百貨店共通商品券の買取価格は、売却を依頼する金券ショップが首都圏や大都市圏にあるか、地方都市や田舎にあるかで変わってきます。
金券ショップの立地 | 買取価格(換金率) |
---|---|
首都圏・大都市圏 | 970円~985円 (97%~98.5%) |
地方都市・田舎 | 950円~970円 (95%~97%) |
全国百貨店共通商品券は買取価格の点でも高い評価を得ており、商品券の中では最も換金率が高くなっています。
なのでこの商品券は金券ショップで買うよりも売るのに適しているといえるでしょう。
ただ、この買取価格は現行タイプで美品であることが条件です。デザインが古い、折れ曲がっているといった問題を抱えている場合には買取価格が下がるので注意しましょう。
また、贈答品としてよく利用される商品券でもあるため、お中元・お歳暮シーズンでは金券ショップに大量に流れ込むことも多く、相場が下がって買取価格が安くなるケースもあります。
なので、金券ショップに買取を依頼する際には、事前に問い合わせをしたり、売却するタイミングを見計らうことも大切です。
関連記事「初めて金券ショップに金券を売りに行く前に確認しておく6つのこと」
クレジットカードで商品券・ギフトカードを
購入できるサイトはこちら
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金券ねっと!
今回は全国百貨店共通商品券の紹介をしました。全国百貨店共通商品券などの金券は、通常クレジットカードでの購入ができません。
金券ショップを利用する場合もクレジットカードの利用はできないことがほとんどです。
しかし、金券ネットではクレジットカードで金券を購入することができます。
もちろん、金券ショップで購入するように安くなるわけではありませんし、配送料などの手数料もかかりますが、ギフト用のチケットを購入したい場合など、こちらの方が便利な場合もあるでしょう。
この記事をご覧の方には【金券ねっと】楽天ストアでも全国百貨店共通商品券を購入できます。
販売価格は定価より高くなっていますが、楽天ポイントがあっても、楽天ストアで買い物をしなければ、せっかく貯めたポイントもいずれなくなってしまいます。
そうならないように、楽天ポイントを全国百貨店共通商品券に交換しておくのです。
交換した全国百貨店共通商品券はそのまま利用してもいいですし、換金して利用するのも自由です。
楽天ポイントの交換はこちら⇒[テキスト全百]
アフィリエイターの方だと、楽天アフィリエイトは楽天ポイントでの支払いになりますから、ポイントの現金化にも使えますね。
ちなみに、[ストアアマゾン]では全国百貨店共通商品券が売られることは珍しく、百貨店ギフトカードが販売されていました。が、今では百貨店ギフトカードも販売されていないようです。
この記事をご覧の方には「【商品券・ギフトカード他】換金率が高い金券の買取価格相場|金券ショップで売るといくら?」も参考になります。