このブログを始めて7ヶ月ほど経ちましたが、今まで(今でも)一番読まれている記事が「ANA株主優待券の相場が高騰!?2016年5月31日期限のANA株主優待券が値上がりしている4つの理由」であることに少し驚いています。
始めて2ヶ月目ぐらいに作った記事だったのですが、この時にはANA株主優待券の相場が今までの値動きとは全く違う動き方をしていたので、みなさんの関心が非常に高かったのだと思います。
記事作成当初の題名は「ANA株主優待券の相場が高騰!?ANA株主優待券が値上がりしている4つの理由」だったのですが、昨年2015年11月には最新のANA株主優待券が配布されたこともあって、記事の内容がはっきり分かるように「2016年5月31日期限」という言葉を付け足すことにしました。
そして、昨年の10月に「最新のANA株主優待券(2016年11月30日期限)を金券ショップで高く売るコツ」11月に「最新のANA株主優待券の配布開始|買取価格の推移を予測しました」という記事を作成し、みなさんにもできる限り情報の提供ができるようにしてきましたが、ここらで一度2016年11月30日期限のANA株主優待券の価格相場情報をまとめておこうと思い立ち、今回の記事を作成することにしました。
ANA株主優待券を貰っている株主のみなさんやANA株主優待券を利用しているみなさんに少しでも役に立つ情報がお届けできれば嬉しく思います。
更新情報:「最新のANA株主優待券の価格相場情報とその予想」を投稿しました。最新情報はこちらをご覧ください。
2019年7月31日現在、ANA株主優待券の買取価格は4,450円~4,500円程度です。お盆が過ぎ買取価格が安定してきました。
2019年5月10日~5月15日頃を目途に、2020年5月31日期限となる最新のANA株主優待券が株主へ配布され始めます。
2019年5月11日に最新のANA株主優待券の配布当初の買取価格が3,500円~4,000円と明らかになりました。
最新のANA株主優待券が利用できるのは2019年6月1日からなので、配布当初から高値で取引されるとは考えにくいです。
[テキストANAスカイツアーズ]
ANA株主優待券の使い方などについての説明は以前の記事「ANAの株主優待券を利用して格安航空券を予約する7つの方法」を参考にしてもらえればと思います。
早速ですが、2016年11月30日期限のANA株主優待券の最近の価格相場についてまとめていきます。
2016年11月30日期限のANA株主優待券の価格相場動向を表にまとめました。今回は「首都圏・大都市圏の金券ショップ」「地方都市・田舎の金券ショップ」「ヤフオク(ヤフーオークション)」の価格相場をそれぞれまとめました。
また、金券ショップについては、販売(購入時)価格・買取(売却時)価格を併記するようにしています。
年月 | 首都圏・大都市圏の 金券ショップ | 地方都市・田舎の 金券ショップ | ヤフオク オークション | ||
---|---|---|---|---|---|
販売 (購入時の) 価格 | 買取 (売却時の) 価格 | 販売 (購入時の) 価格 | 買取 (売却時の) 価格 | 販売 (購入時の) 価格 | |
2015年 11月10日頃 | 6,000 円 | 3,000 円 | 5,500 円 | 3,000 円 | 4,800 円 |
2015年 11月20日頃 | 6,000 円 | 3,000 円 | 5,500 円 | 3,000 円 | 5,000 円 |
2015年 11月30日頃 | 6,000 円 | 4,000 円 | 5,500 円 | 2,500 円 | 4,500 円 |
2015年 12月10日頃 | 5,500 円 | 3,800 円 | 5,000 円 | 2,500 円 | 4,200 円 |
2015年 12月20日頃 | 5,500 円 | 3,500 円 | 5,000 円 | 2,500 円 | 4,000 円 |
2015年 12月25日頃 | 5,500 円 | 3,400 円 | 5,000 円 | 2,500 円 | 3,800 円 |
2016年 1月5日頃 | 6,000 円 | 3,800 円 | 5,500 円 | 2,500 円 | 4,200 円 |
こうやってぱっと数字を並べただけだと、すぐに特徴のある数値を見るのは難しいと思ったので、特徴のある数字の部分に太い字で下線で目印を付けました。
価格が変化している部分と日付を鑑みて、理由を考察していきたいと思います。
以前の記事「最新のANA株主優待券の配布開始|買取価格の推移を予測しました」でも理由については考察していますが、11月上旬の買取価格が低い理由は、単純にまだ利用できないからです。
2016年11月30日期限|ANA株主優待券は利用できるのが2015年12月1日搭乗分からとなっているので、11月中は利用できません。また、11月上旬には金券ショップに年賀はがきの買取が大量にくるため多くの金券ショップの懐事情は厳しいものになっています。
私のお店でもそうだったのですが、正直に言ってしまうとANA株主優待券のことなんかに構っている余裕はありませんでした。
ここで、ヤフオクでの販売価格が高い理由は、恐らくヤフオクへの出品者がANAの株主さんで落札者が一般顧客だったからだと思います。
この時点で「2016年5月31日期限のANA株主優待券」のヤフオク販売価格相場は6000円程度、首都圏・大都市圏の金券ショップでは4500円程度になっていたので、金券ショップの事情を知らないANAの株主さんや一般顧客の方が相場を読み間違えていたと考えるのが自然です。
この理由は「最新のANA株主優待券の配布開始|買取価格の推移を予測しました」の予想より少し早くなっていますが、2015年12月1日からANA株主優待券が利用できるようになったこと、金券ショップへの年賀はがきの買取依頼が一段落し、資金的に余裕ができたことが挙げられます。
反対に、地方都市・田舎の金券ショップの買取価格相場やヤフオクの販売価格相場は下がっています。これは、地方都市・田舎の金券ショップはヤフオクの相場に買取価格を合わせている結果で、ヤフオクの価格相場が下がったのは首都圏・大都市圏の金券ショップの買取価格相場に合わせているからと考えることができます。
ヤフオクに出品した場合、落札時に落札額の5.4%が手数料としてかかってきます。4500円の手数料は243円となるので、出品の手間などを考えれば首都圏・大都市圏の金券ショップの買取価格相場とヤフオクの販売価格相場が釣り合っていると考えることもできますね。
この段階ではまだ金券ショップでも販売価格を下げていないお店もあったと思いますが、このぐらいの時期から段々年末年始の航空券予約が難しくなってきます。
ANA株主優待券があまり売れない金券ショップでは早めに値段を下げて販売攻勢をかけるでしょうし、ANA株主優待券をよく売る金券ショップでは、まだ販売価格は下げずに在庫を保有しようとします。
地方都市・田舎の金券ショップでは販売価格をこの時期から下げているお店が多かったと思います。
この時期になると、いよいよ年末年始の航空券予約ができなくなってくるので、首都圏・大都市圏の金券ショップでも買取価格を下げてきます。
また、この時期になると新幹線回数券の利用できない期間にさしかかってくるため、金券ショップの懐事情も厳しくなってきます。
この時期に買取したANA株主優待券は3月の卒業旅行・春休みシーズンにならないと売れない商品になってくるはずなので、現金の回転率を上げたい金券ショップは価格を下げて対応していきます。
年末は基本的に金券ショップの買取価格が下がる傾向にあるので、安く買えるうちに下げてしまおうという考えのお店もあるかもしれません。
年が明けて首都圏・大都市圏の金券ショップはすぐにANA株主優待券の買取価格を上げてきましたが、これは3つ理由があります。
概ねこれらの3つの理由からANA株主優待券の買取価格は上がっています。
これは完全に私の予測になりますが、直近でANA株主優待券の買取価格はこれからゆるやかに上昇していき、2月末頃に価格のピークを迎えるのではないかと考えています。
これは、2016年11月30日期限|ANA株主優待券の需要が今年の3月(卒業旅行・春休みシーズン)と5月(GW)の残り2回となっているからです。
5月のGWが過ぎるとまた新しいANA株主優待券の配布が始まりますから、4月頃の買取価格相場より、2月末頃の買取価格相場の方が高めに推移するのではないかと考えています。
さらに、ANA株主優待券での航空券予約に利用制限ができる話が公式サイトからリリースされているため、金券ショップでも様子見のため5月のGWでANA株主優待券を売りきってしまうのではないかとも考えています。
平成28年(2016年)6月1日搭乗分からANA株主優待券の利用に関する制限が始まります。これはANA公式サイトがリリースしたものなので、確実に実行されるのですが、どの程度予約に制限がかかるかなどは、現時点では全く予測ができません。
この制限の内容次第によっては、ANA株主優待券の価格暴落も十分あり得るので、金券ショップのほとんどは5月のGWでANA株主優待券を売りきってしまうことが考えられます。今後の動向に注目ですね。
以前の2016年5月31日期限のANA株主優待券は、一時期金券ショップに在庫が全くない状況になりました。
今回はその時とは少し違い、2015年12月20日~25日の間に一度買取価格相場が落ち込んでいますから、金券ショップに在庫が全くないという状況ではないはずです。恐らくですが、多くの金券ショップにはまだまだ在庫がいっぱいあるはずです。
関連記事「新幹線・電車・バス・飛行機の格安チケットについて」
それでもANA株主優待券がなかなか見つからない、または金券ショップやヤフオクでの価格が高くてあまりメリットがないという方には、格安航空券購入サイトもおすすめです。
[ANAスカイツアーズ]
どうしても格安航空券をキャンセルしなければいけなくなった場合はこちらの記事をご覧ください。
[テキストANAスカイツアーズ]
最新のANA株主優待券の情報として「最新のANA株主優待券の価格相場情報とその予想」を投稿しました。詳しい情報はリンクをご覧ください。
2019年7月31日現在、ANA株主優待券の買取価格は4,450円~4,500円程度です。お盆が過ぎ買取価格が安定してきました。
2019年5月10日~5月15日頃を目途に、2020年5月31日期限となる最新のANA株主優待券が株主へ配布され始めます。
2019年5月11日に最新のANA株主優待券の配布当初の買取価格が3,500円~4,000円と明らかになりました。
最新のANA株主優待券が利用できるのは2019年6月1日からなので、配布当初から高値で取引されるとは考えにくいです。
[ANA]
[テキストANAスカイツアーズ]