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購入した格安航空券をキャンセルしたい!?キャンセル方法や料金のまとめ

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格安航空券を購入したはいいけど、病気や事故などでどうしても格安航空券のキャンセルをしたいといったケースに遭遇することもあるでしょう。

格安航空券は早期割引やLCCなど、安く販売するために各種条件を付けている場合が多く、キャンセルする場合には通常の航空券を購入した時よりキャンセル料金が高めにかかってしまいます。

今回は、ANAの旅割やJALの先得で購入した格安航空券をはじめ、航空系株主優待券やLCC、格安航空券比較サイトで購入した格安航空券をキャンセルした場合に手数料や返金がどうなるか?条件はどのようなものになるか?などをまとめています。

格安航空券を購入する際のリスクとして認識していただければ幸いです。

このページをご覧の方には「金券ショップの利用だけじゃない!?半額以下で国内線の格安航空券を購入する方法」もおすすめです。

金券ショップの利用だけじゃない!?半額以下で国内線の格安航空券を購入する方法
最近では格安航空チケットを専門で販売するLCCの登場やインターネットの利用が一般的になってきた関係で、誰もが格安航空券を簡単に買えるようにもなっています。今回は金券ショップを利用せずに半額以下の格安航空券を購入する方法を紹介します。

[テキストANAスカイツアーズ]

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早割で購入した格安航空券のキャンセル料金とキャンセル条件

同じ早割でもANAとJALで若干条件が代わるのですが、概ね早期割引の格安航空券は払い戻しの手数料が高めに設定されています。

割引額が大きいのも航空会社が空席になるのを避けるために導入したのが早期割引ですから、どうしても払い戻しを行う際には手数料が発生してしまう仕組みになっています。

ANAの旅割で購入した格安航空券

まずはANAの旅割を利用して購入した格安航空券をキャンセルしたい場合の払い戻し手数料や払い戻しの条件について説明します。

ANA旅割キャンセル手数料
解約日時 取消手数料
航空券購入後~搭乗日55日前 取消手数料はかかりません
搭乗日54日前~搭乗日45日前 運賃の約30%相当額
搭乗日44日前~搭乗日28日前 運賃の約40%相当額
搭乗日27日前~搭乗日14日前 運賃の約50%相当額
搭乗日13日前~出発時刻前 運賃の約60%相当額
出発時刻以降 運賃額の100%
※旅客施設使用料(PFC)のみ返却

ANA公式サイト「航空券の払戻手数料・取消手数料について」より抜粋

ANAの旅割には「旅割21」「旅割28」「旅割45」「旅割55」「旅割75」がありますが、これらの購入条件は飛行機の出発時刻からそれぞれの日数前に購入した場合の早期割引となっています。

つまり、旅割75以外で購入した格安航空券は購入した瞬間からキャンセル料金がかかるようになっているということです。

具体的なキャンセル料金は上記のようになっています。ANAとしても旅割というシステムで早く販売していますから、後の利用者は予約ができなくなってしまっている場合もあります。

この機会損失に相当した金額をキャンセル料金としているようです。

ANAの旅割で格安航空券を購入する方法については「金券ショップの利用だけじゃない!?半額以下で国内線の格安航空券を購入する方法」を参照ください。

JALの先得で購入した格安航空券

次にJALの先得を利用して購入した格安航空券をキャンセルしたい場合の払い戻し手数料や払い戻しの条件について説明します。

JAL先得キャンセル手数料
割引航空券種類 取消手数料
先得割引タイプA(28日前)
先得割引タイプB(45日前)
スーパー先得(55日前)
ウルトラ先得(75日前)
取り消し日にかかわらず
運賃の約50%相当額

JAL公式サイト「JAL国内線 – 航空券の払戻手数料・取消手数料について」より引用(一部編集・削除)

JALの先得には「先得割引タイプA」「先得割引タイプB」「スーパー先得」「ウルトラ先得」と名前がANAの旅割より分かりにくくなっている印象がありますが、これらはANAの旅割で考えると「28日前」「45日前」「55日前」「75日前」のそれぞれの出発時刻からの日数前に対応しています。

JALはキャンセル料金はANAよりはっきりしていて分かりやすく、一律で約50%相当額と定められています。

ANAの旅割でもそうですが、JALの先得では早期割引であるからこそのキャンセル料金となっている印象があります。

ただし、JALの先得は便出発以降の取り消しも可能であり、その場合も手数料は一律で約50%相当額となっているのが特徴的です。

キャンセルすることを想定して格安航空券を購入するというのも変な話ですが、急病や突発的な事故などの急な予定変更は誰にでも起こり得る潜在リスクですから、その点を踏まえればJALの先得の方がよりリスクの低い格安航空券になるかもしれません。

JALの先得で格安航空券を購入する方法については「金券ショップの利用だけじゃない!?半額以下で国内線の格安航空券を購入する方法」を参照ください。

LCCで購入した格安航空券のキャンセル料金とキャンセル条件

LCCを利用して購入した格安航空券をキャンセルしたい場合の払い戻し手数料や払い戻しの条件についてそれぞれの会社ごとに説明していきます。

格安航空券を販売することを目的として設立されているLCCでは、基本的にキャンセル・返金には対応しないようになっています。ほとんどのLCCではキャンセルや返金が可能なのは最上位(1番高い金額)のプランだけで、プランによっては悪天候(台風など)による欠航の場合でも返金対応をしていない場合もあります。

ピーチ・アビエーションの場合

ANAを母体とするLCCとして有名なピーチでは最上位プランであるハッピーピーチプラスの場合のみ、出航時間の1時間前までの申請に限りキャンセル・返金が可能となっているようです。

ただし、返金はピーチポイントというピーチで利用できるポイント返還となるため、現金やクレジットカードへの返金にはなりません

また、運賃以外の手荷物料金や座席指定料金などもポイント返還の対象外となるようです。

条件が色々と複雑なので、詳しくはピーチ公式サイトを確認ください。

ジェットスター・ジャパンの場合

JALを母体とするLCCとして有名なジェットスター・ジャパンでは返金対応が可能となっているようです。

ただし、国内線では一律3,090円の手数料となるため、もともとの格安航空券の金額から考えればほとんど戻ってこないと考えられます。

こちらも条件が色々と複雑なので、詳しくはジェットスター・ジャパン公式サイトを確認ください。

春秋航空日本の場合

中国・上海市に拠点を置くLCCの春秋航空日本ではキャンセル料金が以下のように定められています。

春秋航空日本キャンセル手数料
運賃タイプ 出発15日
以上前
出発14日
~8日前
出発7日
以内
出発後
スプリングプラス 10% 50% 不可 不可
スプリング 30% 不可 不可 不可
ラッキースプリング 不可 不可 不可 不可

春秋航空日本公式サイト「運賃・変更・取消」より引用(一部編集・削除)

こちらもLCCの基本である最上位プランのみ返金が可能となるのが基本で、最上位プランのスプリングプラスですら出発15日以上前でないとほとんどの金額がキャンセル手数料として徴収されてしまいます。

こちらも条件が色々と複雑なので、詳しくは春秋航空日本公式サイトを確認ください。

エアアジア・ジャパンの場合

マレーシアを本拠地とするLCCであるエアアジア・ジャパンでは予約確定後のキャンセル・返金は一切行っていないようです。恐らく悪天候でも払い戻しは行われないので、エアアジア・ジャパンを利用する際には注意が必要になります。

唯一払い戻しが可能な料金として空港税があるのですが、手数料や手間を考えたら諦めてしまった方が安上がりな気もします。

以前の記事「金券ショップの利用だけじゃない!?半額以下で国内線の格安航空券を購入する方法」で成田空港発のサンプルがありませんでした。

この原因は日本進出の際に一度失敗していることのようです。エアアジア・ジャパンは現時点で成田空港を拠点とする格安航空機は取り扱わないと経営者が明言しているそうです。

ちなみに、この会社は春秋航空と同じようにANAやJALと提携を行っていないLCCとしても有名です。

航空系株主優待券を使って購入した格安航空券のキャンセル料金とキャンセル条件

ANAやJALの航空系株主優待券を利用して購入した格安航空券をキャンセルする場合は、ANAの旅割やJALの先得と比べて大幅にキャンセル手数料が優遇されています。

ANA株主優待券を使って購入した格安航空券

航空系株主優待券のANA株主優待券を利用して購入した格安航空券をキャンセルしたい場合の払い戻し手数料や払い戻しの条件は下記の通りです。

ANA株主優待割引キャンセル手数料
解約日時 取消手数料
航空券購入後~出発時刻前 取消手数料はかかりません
出発時刻以降 運賃の約20%相当額

ANA公式サイト「航空券の払戻手数料・取消手数料について」より抜粋

出発時刻移行でもキャンセルができて、さらに手数料が運賃の約20%相当額となっているのは株主をかなり優遇しているからこそだと考えられます。

なお、ANA株主優待券を利用して予約した格安航空券をキャンセルした場合、利用したANA株主優待券のコードは再利用できるようになるので、仮にキャンセルするつもりがなくてもANA株主優待券は航空券の予約や支払いが終わっても破棄しないよう注意しておくのが無難です。

関連記事:ANA株主優待券を利用して格安航空券を予約する7つの方法

ANA株主優待券を利用して格安航空券を予約する7つの方法
出張や旅行の際に飛行機を利用する場合、株主優待券を利用するだけで、かなりの金額を節約できます。今回はANAの株主優待券を利用して格安航空券を予約する7つの方法を紹介します。ANAはJALに比べて便数が少ないですが、その分株主優待券の値段も安くなっています。受けられるサービスは同じですから、やっぱり安い方がいいですよね。

JAL株主優待券を使って購入した格安航空券

航空系株主優待券のJAL株主優待券を利用して購入した格安航空券をキャンセルしたい場合の払い戻し手数料や払い戻しの条件は下記の通りです。

JALL株主優待割引キャンセル手数料
解約日時 取消手数料
航空券購入後~出発時刻前 無料
出発時刻以降 便により2,000円~8,000円

JAL公式サイト「JAL国内線 – 航空券の払戻手数料・取消手数料について」より引用(一部編集・削除)

ANAと同じように出発時刻移行もキャンセルができるのですが、便によって手数料が変わってくるようです。手数料に関しては大体ANAと同じくらいになる計算と思っておけばいいと思います。

なお、JAL株主優待券を利用して予約した格安航空券をキャンセルした場合、利用したJAL株主優待券のコードは破棄され、代わりに株主優待割引代替コードが発行されるようです。このJAL株主優待割引代替コードをしっかり記録に残しておくよう忘れないでください。

関連記事:JALの株主優待券を利用して格安航空券を予約する5つの方法

JALの株主優待券を利用して格安航空券を予約する5つの方法
出張や旅行の際に飛行機を利用する場合、株主優待券を利用するだけで、かなりの金額を節約できます。今回はJALの株主優待券を利用して格安航空券を予約する5つの方法を紹介します。JALの方が便数も多く、利用しやすいようになっています。受けられるサービスは同じですから、やっぱり安い方がいいですよね。

ANAスカイツアーズで購入した格安航空券のキャンセル料金とキャンセル条件

[ANAスカイツアーズ]

格安航空券を購入する際に私がおすすめしている格安航空券販売・料金比較サイトのANAスカイツアーズを利用して購入した格安航空券をキャンセルしたい場合の払い戻し手数料や払い戻しの条件は下記の通りです。

基本として1,930円の手数料がかかることが最低の条件(利用する航空会社によっては1,500円~2,500円になることもあります)で、早割・旅割や株主優待割引、LCCを利用した格安航空券を購入した場合には手数料が今までに紹介したものにさらにプラスされる計算になっているようです。

格安航空券比較・購入サイトの唯一のデメリットと言ってもいいのがこのキャンセル料金となっています。

キャンセルすることを前提に格安航空券を購入する人はいないと思いますが、病気や事故など突発的な事情で格安航空券の返金手続きをする必要が出てくる可能性は0ではありません。

どんな状況でも最適な格安航空券が購入できる代わりにキャンセルする時にはデメリットが発生してしまうので、利用が確実な場合のみ購入することをおすすめします。

ANAスカイツアーズのキャンセル手数料はかなり複雑になっているので、必ずANAスカイツアーズ公式サイトも確認いただくようお願いします。

[テキストANAスカイツアーズ]

この記事をご覧の方には「新幹線・電車・バス・飛行機の格安チケットについて」参考になります。

新幹線・電車・バス・飛行機の格安チケットについて
新幹線をはじめとする電車、または高速バスや夜行バス、さらには格安航空券など、移動の際に選べる交通手段は様々です。これらの交通費を節約するには、金券ショップを利用するのが最も手軽な方法ですが、金券ショップ以外にも格安切符・格安チケットを購入する方法はあります。ここは、新幹線・電車・バス・飛行機の格安チケットの基本情報、金券ショップでの販売価格、買取価格・換金率について紹介するまとめページです。
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