金券ショップでは新幹線回数券だけではなく、格安航空券の販売を行っているところもあります。
格安航空券を販売している金券ショップは旅行会社をグループで所有している場合が多く、販売の見込みが高い航空券を事前に安く大量に購入しておき、期日が近くなってきたら販売するという方法を採用しているところがほとんどです。
さらに、金券ショップがグループにあれば、ANAやJALの株主優待券を利用して航空券を安く購入することもできるので、通常の旅行会社よりも急な注文に対応しやすいという強みもあります。
ただ、最近では格安航空チケットを専門で販売するLCCの登場やインターネットの利用が一般的になってきた関係で、誰もが格安航空券を簡単に買えるようにもなっています。
今回は金券ショップを利用せずに半額以下の格安航空券を購入する方法を紹介します。
関連記事:最新のANA株主優待券の価格相場情報とその予想はこちら
2019年7月31日現在、ANA株主優待券の買取価格は4,450円~4,500円程度です。お盆が過ぎ買取価格が安定してきました。
2019年5月10日~5月15日頃を目途に、2020年5月31日期限となる最新のANA株主優待券が株主へ配布され始めます。
2019年5月11日に最新のANA株主優待券の配布当初の買取価格が3,500円~4,000円と明らかになりました。
最新のANA株主優待券が利用できるのは2019年6月1日からなので、配布当初から高値で取引されるとは考えにくいです。
[テキストANAスカイツアーズ]
航空会社の大手2社であるANAやJALでは格安航空券を早期割引限定で販売しています。
ANAは「旅割」・JALは「先得」という名称で販売しています。
ANAの「旅割」は最大87%の割引となる早期割引サービスです。
販売されている格安航空券の種類は下記の通りになります。
これらの数字は全て事前の日数となっています。例えば旅割21なら21日前(3週間前)の予約が必要になる早割サービスとなっています。
どのぐらいの割引となるかを実際に調べてみました。
東京(羽田)-北海道(千歳)の料金は通常37,790円(2016年10月1日料金・2016年9月17日時点)になりますが、旅割75だと10,390円(2016年12月1日料金・2016年9月17日時点)となります。
この場合は72.5%の割引となっており、非常にお得な運賃となっています。
仮に最大割引率である87%が適用されたとした場合は4,912円と新幹線もビックリの超格安価格となります。
旅割でも最大の割引率となるのは乗車人数の少ない区間だけだと考えられるので、通常利用する路線での最大割引率は72.5%と考えておいて問題ないと思います。
JALの「先得」は最大約85%の割引となる早期割引サービスです。
販売されている格安航空券の種類は下記の通りになります。
名前だけだとどれが1番安いのか少し分かりづらいので、ANAの早割サービスと同じように事前の日数も併記しておきました。
ANAと比べると「旅割21」に該当するサービスはないようですが、基本的にはANAの旅割と同様の早割サービスとなっています。
こちらも、どのぐらいの割引となるかを実際に調べてみました。
東京(羽田)-北海道(千歳)の料金は通常37,790円(2016年10月1日料金・2016年9月17日時点)になりますが、ウルトラ先得だと11,290円(2016年12月1日料金・2016年9月17日時点)となります。
この場合は70.1%の割引となっており、ANAの旅割75には及ばないにしても非常にお得な運賃となっています。
先得に関しても、最大の割引率約85%が適用されるのは、乗車人数の少ない区間だけだと考えられるので、通常利用する路線での最大割引率は70%程度と考えておいて問題ないと思います。
LCCとはローコストキャリア(Low Cost Carrier)の略称で今までの航空会社が提供していたサービスの効率化及び簡略化を図ることで、通常価格よりも格安で航空券を販売できるようにした航空会社です。
基本的には格安の航空券を販売できるようにした会社なので、サービスは最低限で予約も直接インターネットで行うなど、徹底的にコストを削減しています。
現在日本でサービスを提供しているLCCは以下のようになっています。
各LCCの東京(羽田)-北海道(千歳)の料金を検索しようとしましたが、LCCは国内線でも北海道(千歳)に行くためには成田空港からしか便がないため、東京(成田)-北海道(千歳)で料金を検索しました。
ANAの「旅割」・JALの「先得」と比較できるように2016年12月1日の料金(2016年9月17日時点)をそれぞれ検索しました。
エアアジア・ジャパンのみ東京(成田)-北海道(千歳)の便がありませんでした。
実際に調べてみると、ANAの旅割やJALの先得と比べても半額程度の料金で航空券を販売していました。
ただ、国内線で成田空港を利用するのは首都圏にお住まいの方でも非常に面倒になります。
また、手荷物の重量制限や大きさの制限があったり、座席場所が指定できない、払い戻しができないなど制約も通常の航空会社より多くなります。
また、絶対に時間通りに出発するようにしているなど、乗り遅れた場合には確実に置いてかれてしまいます。
確実な情報ではありませんが、異常気象などでの欠航であっても、もしかしたら払い戻しされないような事態があるかもしれません。
座席のグレードも別料金で上げることができるようになっているので、通常のシートではなく、やや疲れることも予想されます。
今回は国内線の案内なので、安さのためなら我慢できるレベルかもしれませんが、国際線を利用する場合は海外旅行に慣れている方でないとストレスが大きいかもしれません。
関連記事:購入した格安航空券をキャンセルしたい!?キャンセル方法や料金のまとめ
ANAの旅割やJALの先得が利用できないことが多いビジネスの出張などでは、株主優待券を利用して格安航空券を購入する方法が一般的です。
特にANA株主優待券の金券ショップの買取相場に関しては、株主さんや旅行会社がかなり注目しているようで、過去の記事もよく読んでいただいています。
2019年7月31日現在、ANA株主優待券の買取価格は4,450円~4,500円程度です。お盆が過ぎ買取価格が安定してきました。
2019年5月10日~5月15日頃を目途に、2020年5月31日期限となる最新のANA株主優待券が株主へ配布され始めます。
2019年5月11日に最新のANA株主優待券の配布当初の買取価格が3,500円~4,000円と明らかになりました。
最新のANA株主優待券が利用できるのは2019年6月1日からなので、配布当初から高値で取引されるとは考えにくいです。
航空系株主優待券の特徴はどの会社でも通常価格の約半額で格安航空券を購入できるというものです。
「旅割」や「早得」の料金と比較できるようにANA株主優待券、JAL株主優待券を利用した東京(羽田)-北海道(千歳)の料金を調べましたが、ANAもJALも通常37,790円の料金が19,040円の割引になっていました。
50%割引で計算すると18,895円になるはずですが、ぴったり半額とならないのが株主優待券利用時の料金の特徴でもあります。
また、ANAやJALの株主さん以外の方は株主優待券を金券ショップなどで購入しなければいけませんから、株主優待券の購入代金はプラスとなります。
現状(2016年9月17日時点)ANAやJALの株主優待券の価格相場は5,000円程度となっています。なので、19,040円に5,000円をプラスする必要があるので、実際の割引価格は24,040円になります。
この場合は約36.3%の割引となっています。割引率で見ると、旅割や早得の半分ぐらいになると考えていいと思います。
なお、現在(2016年9月17日時点で)航空会社で株主優待券を発行しているのは、ANA・JAL・スターフライヤーとなっています。それぞれの利用方法は過去に記事を作成しているのでそちらを参照ください。
関連記事「新幹線・電車・バス・飛行機の格安チケットについて」
ANAの旅割やJALの早得だと割引を大きくしようとすればするほど事前の計画に縛られるようになり、ビジネスでの出張や、里帰り以外での旅行などには計画の変更ができないのでリスクが高い方法になってしまいます。
また、LCCの利用では快適な旅とは言い難いですし、株主優待券を利用する場合は、株主優待券を購入するコストもかかってきます。
もっと簡単に格安航空券を購入したいとお考えの方におすすめなのが格安航空券の販売価格比較サイトを利用して購入する方法です。
中でもおすすめなのがANAスカイツアーズの格安航空券価格比較サイトです。
[ANAスカイツアーズ]
ANAスカイツアーズは金券ショップでも有名なANAの資本が入っている会社です。
そのため、単なる価格比較サイトになっているわけではなく、しっかりとお得な料金が提示されています。
格安航空券を購入する方法はいろいろあります。質も価格も重視するならANAの旅割やJALの早得が1番いいですし、価格を最重視するならLCCになりそうです。
急な出張や旅行の計画には、金券ショップやオークションで株主優待券を購入するのもいいですが、格安航空券の販売価格比較サイトを利用するのもいいですね。
航空料金は購入方法でかなり値段が変わってくるものなので、自分の求める条件に1番近い方法で格安航空券を購入していただければ幸いです。
[テキストANAスカイツアーズ]
どうしても格安航空券をキャンセルしなければいけなくなった場合はこちらの記事をご覧ください。